マラク・マタール/作 さくまゆみこ/訳
講談社
2024.09
作者のマラク・マタールさんは、ガザで生まれ育った女性で、子どもの頃、2014年の51日間にわたるイスラエルのガザ攻撃を経験しています。マラクさんはその時のことを回想し、子どもの気持ちになってこの絵本を描きました。なので、絵も意図的に子どもが描いたような趣になっています。
マラクさんは今はイギリスに住んでいますが、原書はアメリカで英語で出版されました。売上の一部は「パレスチナ子どものキャンペーン」に寄付されます。
マラクさんは、2023年10月7日から続くガザへの攻撃に悲しみと怒りをこめてLast Breath(最後の息)という壁画を描いています。それについては、以下に動画があります。これも見てください。
https://www.youtube.com/watch?v=R01TU6F5Jr0
(編集:塩見亮さん 装丁:東海林かつこさん)