パトリシア・ポラッコ/作 中川亜紀子/訳
サウザンブックス社
2018
『ふたりママの家で』(絵本)をおすすめします。
「わたし」の家は、ふつうとはちょっと違う。医者のミーマと救急救命士のマーミーというふたりの母親に、それぞれ肌の色が違う子どもが3 人。だれも血はつながっていないけれど楽しい家族だ。近所の人に家族の悪口を言われて子どもが脅えると、母親たちは「あの人は(中略)わからないものが怖いの」と話す。養女として迎えられ愛情たっぷりに育ててもらった「わたし」が、ふたりの母親と弟、妹と過ごしたすばらしい日々を語る。多様な家族の形を知るきっかけとなる作品。
原作:アメリカ/8歳から/家族 母親 養子
(JBBY「おすすめ!世界の子どもの本 2019」より)