ルーシー&スティーヴン・ホーキング著 さくまゆみこ訳 佐藤勝彦監修
岩崎書店
2011.10
3巻目で扱われているのは量子力学。最初はよくわからなくて、量子力学についての入門書を何冊か読みました。ホーキング博士の分身であるエリックのかつての敵、リーパーがまた登場してきます。リーパーやブラックホールをめぐる謎で読者を引っ張りつつ、「ヒッグス粒子」など最先端の科学知識についても披露しているというすごい本です。(装画・挿画:牧野千穂さん 装丁:坂川栄治さん+永井亜矢子さん 編集:板谷ひさ子さん)
3巻目で扱われているのは量子力学。最初はよくわからなくて、量子力学についての入門書を何冊か読みました。ホーキング博士の分身であるエリックのかつての敵、リーパーがまた登場してきます。リーパーやブラックホールをめぐる謎で読者を引っ張りつつ、「ヒッグス粒子」など最先端の科学知識についても披露しているというすごい本です。(装画・挿画:牧野千穂さん 装丁:坂川栄治さん+永井亜矢子さん 編集:板谷ひさ子さん)
40兆キロメートル離れた星に、知的生命体が発見されたというニュースを聞いて、宇宙船プロキシマ号は地球を出発し、5世代をかけて旅を続けていきます。物語はSFで、ブラックホールの周辺では何が起こっているかが明らかになります。見開きごとに星雲や銀河などの美しい写真が使われていますが、どれもNASA及びハッブル宇宙望遠鏡による神秘的な宇宙の画像です。地球の写真もすばらしい! 原書は大型版で画像もよく見えなかったのですが、許可を得て小型に。画像も日本語版の方がずっときれいです。(装丁:桂川潤さん 編集:山浦真一さん)
科学的な知識とおもしろい物語を融合させた、めずらしい作品だと私は思っています。エコ活動家を親に持つジョージは、ふとしたことから隣に住む科学者のエリック(ホーキング博士がモデルですね)、その娘アニーと友だちになります。そしてエリックが持つスーパーコンピュータ「コスモス」が用意した不思議なドアから宇宙に飛び出し、彗星に乗って太陽系をめぐる旅に。ブラックホールをめぐるホーキング博士の研究の成果も説明されているし、星雲や天体の最新の美しい写真も載っています。物語を書いているのは、ホーキング博士の娘さんです。
(装画・挿画:牧野千穂さん 装丁:坂川栄治さん+田中久子さん 編集:津久井恵さん+松岡由紀さん+板谷ひさ子さん)
*厚生労働省:社会保障審議会推薦 児童福祉文化財(子どもたちに読んでほしい本)選定
*SLA夏休みの本(緑陰図書)選定
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<紹介記事>
・「おもしろ読書事典小学生版」(岡山県教育委員会)2014年3月号
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