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2014年12月 テーマ:図書館からはじまる

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『2014年12月 テーマ:図書館からはじまる』

 

日付 2014年12月18日
参加者 レン、きゃべつ、オカリナ、アンヌ、レジーナ、ルパン、パピルス、ジラフ、紙魚
テーマ 図書館からはじまる

読んだ本:

『とびらをあければ魔法の時間』
朽木祥/作 高橋和枝/絵
ポプラ社
2009

版元語録:「すずめいろどき」って、知ってますか? 日ぐれまえの、空気までちがってくるような、ふしぎな時間。いつもの道、いつもの町のはずなのに、どこかがちがう…… かなしいことや、おちこむことがあったときでも、すずめいろの魔法の時間には、心がわくわくおどりだすような、すてきなことがおきるんですよ――
『図書館の神様』
瀬尾まいこ/著
ちくま文庫
2009

版元語録:思い描いていた未来をあきらめて赴任した高校で、驚いたことに“私”は文芸部の顧問になった。……「垣内君って、どうして文芸部なの?」「文学が好きだからです」「まさか」!……清く正しくまっすぐな青春を送ってきた“私“には、思いがけないことばかり。不思議な出会いから、傷ついた心を回復していく再生の物語。
マークース・ズーサック『本泥棒』
『本泥棒』
原題:THE BOOK THIEF by Markus Zusak
マークース・ズーサック/著 入江真佐子/訳
早川書房
2007.07

版元語録:わたしは死神。自己紹介はさして必要ではない。好むと好まざるとにかかわらず、いつの日か、あなたの魂はわたしの腕にゆだねられることになるのだから。これからあなたに聞かせる話は、ナチス政権下のドイツの小さな町に暮らす少女リーゼルの物語だ。彼女は一風変わった里親と暮らし、隣の少年と友情をはぐくみ、匿ったユダヤ人青年と心を通わせることになる。リーゼルが抵抗できないもの、それは書物の魅力だった。墓地で、焚書の山から、町長の書斎から、リーゼルは書物を盗み、書物をよりどころとして自身の世界を変えていくのだった……。『アンネの日記』+『スローターハウス5』と評され、アメリカ、イギリス、オーストラリアなどで異例のベストセラーを記録した、新たな物語文学の傑作。

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2014年11月 テーマ:他者との関わりの中で

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『2014年11月 テーマ:他者との関わりの中で』

 

日付 2014年11月20日
参加者 プルメリア、レジーナ、パピルス、アンヌ、ルパン、アカシア
テーマ 他者との関わりの中で

読んだ本:

『14歳、ぼくらの疾走〜マイクとチック』
原題:TSCHICK by Wolfgang Herrndorf, 2012
ヴォルフガング・ヘルンドルフ/著 木本栄/訳
小峰書店
2013.10

版元語録:14歳のマイクはある夏、不良少年チックと盗難車に乗って旅に出る。閉塞感に満ちた現代の若者の冒険を描くドイツのYA小説。
『わからん薬学事始 1』
まはら三桃/著 
講談社
2013.02

版元語録:薬の製造を唯一の産業とする島「久寿理島」で、470年間、女子直系一族だった木葉家に突然生まれた男子・草太は、島の人から「ぼっちゃんは天が下さったのです」と言われて、大事に育てられてきた。15歳の春、草太は、その製法が女性のみに受け継がれてきた「気やすめ丸」を万人に効く薬へ改良するために、島の運命を背負って東京へと旅立つ。
『川かますの夏』
原題:HECHTSOMMER by Jutta Richter
ユッタ・リヒター/著 古川まり/訳
主婦の友社
2007.07

版元語録:「あの川かますをつかまえたら、ママはまた元気になれる…」川かますという大きくてこわい魚を捕まえる。ひとりの少女と少年の友情と成長を描いた、切なく美しい夏の物語。

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2014年10月 テーマ:子どもたちの日常

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『2014年10月 テーマ:子どもたちの日常』

 

日付 2014年10月30日
参加者 アンヌ、ワトソン、ルパン、レン、ヤマネ、ハリネズミ、すあま、ajian、
レジーナ
テーマ 子どもたちの日常

読んだ本:

『かさねちゃんにきいてみな』
有沢佳映/著 
講談社
2013.05

版元語録:かさねちゃん、ユッキーの、みんなの優しさや毎朝の出来事。集団登校の短い時間の中にある繊細な人間関係が清々しい。子どもたちが決して大人に見せない「子どもの世界」。昔からずっといた小学生を、いままでにない手法で描いた作品。講談社児童文学新人賞、受賞後第一作。
『クラスメイツ(前期・後期)』
森絵都/著 
偕成社
2014.05

版元語録:24人のクラスメイトたちそれぞれを主人公にした24のストーリー。子どもじゃないけど大人でもない特別な季節。中学生以上。
『ホープ(希望)のいる町』
原題:HOPE WAS HERE by Joan Bauer, 2000
ジョーン・バウァー/著 中田香/訳
作品社
2010.03

版元語録:あたしはパパの名を知らず、ママも幼いあたしをおばさんに預けて…ウェイトレスをしながら高校に通う少女が、名コックのおばさんと一緒に小さな町で正義感に燃えて大活躍。

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2014年09月 テーマ:石

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『2014年09月 テーマ:石』

 

日付 2014年09月18日
参加者 アカシア、アンヌ、慧、さらら、夏子、ルパン、レン、ワトソン、レ
ジーナ
テーマ

読んだ本:

濱野京子『石を抱くエイリアン』
『石を抱くエイリアン』
濱野京子/著 
偕成社
2014.03

版元語録:わたしの辞書に「希望」なんかない。1995年に生まれ、2011年3月に卒業式をむかえた15歳たちの1年間。中学生から。
田中彩子『石の神』
『石の神』
田中彩子/作 一色/挿絵
福音館書店
2014.04

版元語録:江戸時代、上州の石屋「大江屋」に、石工見習いのふたりの少年がいた。ひとりは、一流の石工をめざし一心に修行に励む寛次郎。もうひとりは、天才肌で素性の謎めいた申吉。申吉は実の名を捨吉といい、「石神」を祀る「荒れ地」からやってきたのだった……。宿神思想に想を得て、ふたりの少年の成長を描いた意欲作。第12回児童文学ファンタジー大賞佳作受賞作
アンドレアス・シュタインヘーフェル『リーコとオスカーともっと深い影』
『リーコとオスカーともっと深い影』
原題:RICO, OSKAR UND DIE TIEFERSCHATTEN by Andreas Steinhoefel, 2008
アンドレアス・シュタインヘーフェル/作 森川弘子/訳 
岩波書店
2009.04

版元語録:特別支援学校に通うリーコは、誘拐犯に連れ去られた親友オスカーを救うため、ひとりで町に飛び出します……。ケストナー文学賞受賞作家の話題作!

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2014年07月 テーマ:家族のありかた

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『2014年07月 テーマ:家族のありかた』

 

日付 2014年07月31日
参加者 アカシア、夏子、ルパン、慧、シオデ、ウグイス、ヤマネ、レタマ、プル
メリア、げた、ajian
テーマ 家族のありかた

読んだ本:

『ローズの小さな図書館』
原題:PART OF ME by Kimberly Willis Holt, 2006
キンバリー・ウィルス・ホルト/作 谷口由美子/訳 
徳間書店
2013

版元語録: 1939年、パパが家を出ていき、ママは、私と弟と妹をつれて故郷ルイジアナに移ることに決めてしまった…。14歳のローズは、家族のために図書館バスのドライバーとして働きはじめる。でも、作家になる夢はずっと忘れなかった…。ローズの物語から始まり、息子、孫、ひ孫と、四人の十代の姿を生き生きと描く。本への愛がつなぐ、家族の五つの物語。
『ゼバスチアンからの電話[新版]』
原題:EIN ANRUF VON SEBASTIAN by Irina Korschunow 1981
イリーナ・コルシュノフ/著 石川素子+吉原高志/訳 
白水社
2014

版元語録:夫やボーイフレンドの意向ばかり気にする43歳の母シャルロッテと17歳の娘ザビーネ。ある日、母が夫に相談せずに車の免許をとる決断をすることから、それぞれのあり方が変化していく。
『カレンダー』
ひこ・田中/作 
福音館書店
2014

版元語録:13歳の女の子翼が見つめる現在、過去、未来。老若男女、生者も死者も入り交じり、ひととひととのつながりの不思議さ、おもしろさが、みずみずしい筆致で描き出される。

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2014年06月 テーマ:友だちをなくして考えたこと

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『2014年06月 テーマ:友だちをなくして考えたこと』

 

日付 2014年06月27日
参加者 トトキ、さらら、ハリネズミ、レジーナ、げた、プルメリア、すあま、ル
パン、ヤマネ、ajian
テーマ 友だちをなくして考えたこと

読んだ本:

『ロス、きみを送る旅』
原題:OSTRICH BOYS by Keith Gray, 2008
キース・グレイ/作 野沢佳織/訳 
徳間書店
2012

版元語録:15歳の少年ブレイク、シム、ケニーは、親友ロスの死がショックだった。形ばかりの葬式に、ささやかれる自殺説。「あいつのことをわかっているのはぼくらだけだ」三人は遺灰を抱え、ロスが行かれなかった町をめざす。それが本当の葬式になると信じて。ところが…? イギリス気鋭の作家が少年たちの繊細な友情を鮮やかに描く。カーネギー賞最終候補作。
『あたしって、しあわせ!』
原題:MIT LYCKLIGA LIV by Rose Lagelcrantz
ローセ・ラーゲルクランツ/作 エヴァ・エリクソン/絵 菱木晃子/訳 
岩波書店
2012

版元語録:友だちができなかったらどうしよう――不安でいっぱいの新1年生ドゥンネは、エッラ・フリーダと仲よしになってから、何をするにも毎日いっしょ。ところが、とつぜんの引っこしで2人はバラバラに。泣いてばかりのドゥンネが、もう一度元気をとりもどすまでを、けなげに語ります。スウェーデンの名コンビによる絵物語。
『ラン』
原題:(理論社 2008/角川文庫2012)
森絵都/作 
講談社
2014

版元語録:失った家族に会うため、あの世まで走ろうと決めた環は、入ったランニングチームで、生きる強さを学んでいく。感涙の青春ストーリー。

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2014年05月 テーマ:昔の物語をよみがえらせる

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『2014年05月 テーマ:昔の物語をよみがえらせる』

 

日付 2014年05月29日
参加者 ハリネズミ、げた、ヤマネ、ルパン、すあま、レジーナ、プルメリア
テーマ 昔の物語をよみがえらせる

読んだ本:

『はじめての北欧神話』
菱木晃子/文 ナカムラジン/挿絵 
徳間書店
2014

版元語録:氷の巨人をばらばらにして、世界を作った神々。知恵にすぐれたオージン、力の強い雷神トール、不老不死のりんごを守る女神イズン、うらぎり者のロキ、そして神々に戦いをいどむ巨人族と、魔法の品を生み出す小人族…。欧米のファンタジーの原点となった北欧の神話を、低学年から読める形で贈ります。
『紫の結び(一)』
紫式部/原作 荻原規子/訳 
理論社
2013

版元語録:紫の上を中心に帖(章)を再構成している新しい源氏物語です。死んだ母に似ているという、父の新しい妃に対する思慕。山里で源氏は、その妃の面影を持つ少女を垣間みます。紫の上との出会いでした。
『今昔物語集』
令丈ヒロ子/著 
岩崎書店
2014

版元語録:平安時代、人々の噂話を集めたものがありました。怖い話、不思議な話、愉快な話。今でも十分通じる物語は昔話などにもなっています。えりすぐりのお話ばかりを集めました。

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2014年04月 テーマ:少年の信じるもの

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『2014年04月 テーマ:少年の信じるもの』

 

日付 2014年04月24日
参加者 アカザ、アカシア、さらら、レジーナ、慧、げた、プルメリア、ルパン
テーマ 少年の信じるもの

読んだ本:

『林業少年』
堀米薫/著 スカイエマ/挿絵
新日本出版社
2013.02

版元語録:山持ちとして代々続く大沢家の長男・喜樹は、祖父・庄蔵の期待を一身に受けていた。家族から「干物」と陰口をたたかれる庄蔵だが、木材取引の現場では「勝負師」に変身する。百年杉の伐採を見届け、その重量感に圧倒された喜樹は―。山彦と姫神の物語。
『マッティのうそとほんとの物語』
原題:MATTI UND SAMI UND DIE DREI GRÖSSTEN FEHLER DES UNIBERSUMS by Salah Naoura, Leavitt, 2013
ザラー・ナオウラ/著 森川弘子/訳
岩波書店
2013.10

版元語録:マッティは11歳の男の子。夏休みに親友ツーロといっしょに、パパの故郷、フィンランドに行きたくて、おとなをだます計画を立てるが、それがとんでもない事態に発展して……。うそがうそを呼んで引っこみがつかなくなるドタバタ劇を、ぎくしゃくした家族の再生とともにあたたかく描いた、ペーター・ヘルトリング賞受賞作。
『スターリンの鼻が落っこちた』
原題:BREAKING STALIN'S NOSE by Eugene Yelchin, 2011
ユージン・イェルチン/作・絵 若林千鶴/訳 
岩波書店
2013.02

版元語録:秘密警察官の父を逮捕されたサーシャ・ザイチクは叔母の家にも入れてもらえず、囚人面会の長い列に並ぶ。2012年ニューベリー賞受賞作。

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2014年03月 テーマ:読書感想画の課題図書

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『2014年03月 テーマ:読書感想画の課題図書』

 

日付 2014年03月31日
参加者 慧、ルパン、アカシア、プルメリア、レジーナ
テーマ 読書感想画の課題図書

読んだ本:

『母ちゃんのもと』
福明子/著 ふりやかよこ/挿絵
そうえん社
2013.02

版元語録:ある日、ぼくはその山の頂上で「母ちゃんのもと」というふしぎな粒をもらった。大好きだった死んだ母ちゃんがよみがえる…?
『希望への扉 リロダ』
渡辺有理子/著 小渕もも/挿絵
アリス館
2012.11

版元語録:故郷を追われたマナポがたどりついた、タイの難民キャンプ。なに不自由ないくらしだけど、なにか足りない…やがて図書館員になる中で、民族の誇りと希望をとりもどす。
『嵐にいななく』
原題:AFTER THE FLOOD by L.S. Matthews, 2008
L.S.マシューズ/著 三辺律子/訳
小学館
2013.03

版元語録:ジャックは、引っ越した村で1頭の馬に会う。家畜として飼うために馬と心を通わせ、馬具がつけられるように訓練していく。物語はマイケルの日記をはさみながら進む。

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2014年02月 テーマ:人の心を解きほぐしていく動物たち

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『2014年02月 テーマ:人の心を解きほぐしていく動物たち』

 

日付 2014年02月20日
参加者 ヨメナ、レジーナ、慧、アカシア、レン、プルメリア
テーマ 人の心を解きほぐしていく動物たち

読んだ本:

『おいでフレック、ぼくのところに』
原題:ONE DOG AND HIS BOY by Eva Ibbotson, 2011
エヴァ・イボットソン/作 三辺律子/訳 
偕成社
2013.09

版元語録:長い間犬との暮らしを夢見ていたハルと犬のフレックは一目でひかれあう。しかし、フレックがレンタル犬だと知った時…イボットソンの遺作。
『ゾウと旅した戦争の冬』
原題:AN ELEPHANT IN THE GARDEN by Michael Morpurgo, 2011
マイケル・モーパーゴ/作 杉田七重/訳 
徳間書店
2013

版元語録:リジーの母は動物園の飼育係で、夜は自宅の庭に子象のマレーネを連れてきていた。犬におびえて逃げ出した子象を、母子3人で探しに出た直後に空爆が始まる。
『狛犬の佐助〜迷子の巻』
伊藤 遊/作 岡本 順/絵 
ポプラ社
2013

版元語録:明野神社の狛犬には石工の魂が宿っていた。狛犬の「あ」には親方、「うん」には弟子の佐助の魂が。150年前の石工の魂を宿した狛犬達と現代の人々が織りなすファンタジー。

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2012年11月 テーマ:ノンフィクションを読む

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『2012年11月 テーマ:ノンフィクションを読む』

 

日付 2012年11月29日
参加者 ヒーラ、レジーナ、みっけ、なたね、プルメリア、クモッチ、ハリネズミ、シア、メリーさん
テーマ ノンフィクションを読む

読んだ本:

『キノコ雲に追われて〜二重被爆者9人の証言』
原題:NINE WHO SURVIVED HIROSHIMA AND NAGASAKI by Robert Trumbull,
ロバート・トランブル/著 吉井知代子/訳
あすなろ書房
2010.07

版元語録:広島で被爆した後長崎に移動し,再び被爆した二重被爆者たち。彼らが終戦10年後に語っていた知られざる戦争の物語。衝撃の初邦訳!
『氷の海を追ってきたクロ』
井上こみち/文 ミヤハラヨウコ/挿絵  
学研教育出版
2010.12

版元語録:戦争が終わっても帰国できず、シベリアの地で働かされていた日本人たちがいたのを知っていますか?そんな人々の心をなぐさめたのは、一匹の黒い犬でした。クロと名づけられかわいがられた犬は、人々が日本に帰る船を追って氷の海にとびこんだのです。
『カモのきょうだいクリとゴマ』
なかがわちひろ/作・絵 
アリス館
2011.08

版元語録:卵からかえったのは、あまえんぼうのクリ、くいしんぼうのゴマ。2羽が生まれわが家で育って旅立っていった、ひと夏の物語。

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2012年09月 テーマ:好きなことに夢中になる少女たち

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『2012年09月 テーマ:好きなことに夢中になる少女たち』

 

日付 2012年09月27日
参加者 ハリネズミ、紙魚、サンシャイン、タビラコ、プルメリア、レン、レジーナ
テーマ 好きなことに夢中になる少女たち

読んだ本:

『鷹のように帆をあげて』
まはら三桃/作 
講談社
2012.01

版元語録:風を切って上昇気流に乗ってどこまでも高く飛んで…飛べない鷹と不器用な少女が翼を拡げる日はきっとくる。九州の空を舞台に、猛禽に心奪われた女子中学生が鷹の「帆翔」をめざす青春小説。
ヘレン・ブッシュ『海辺の宝もの』
『海辺の宝もの』
原題:MARY ANNING’S TREASURES by Helen Bush
ヘレン・ブッシュ/作 鳥見真生/訳 佐竹美保/絵 
あすなろ書房
2012.04

版元語録:メアリーは、ちょっと変わった女の子。学校は好きじゃないし、友だちと遊ぶのも嫌い。好きなのは、ひとり海辺を歩くこと。そして、とうさんから習った「変わり石集め」をすること!でも、そんなある日…。12歳の少女の世界的な大発見。世界初の女性化石採集者メアリー・アニングの数奇な運命をたどる伝記物語。
パドマ・ヴェンカトラマン『図書室からはじまる愛』
『図書室からはじまる愛』
原題:CLIMBING THE STAIRS by Padma Venkatraman
パドマ・ヴェンカトラマン/作 小梨直/訳 
白水社
2010.06

版元語録:1941年、インド。お嬢さまとして育ったヴィドヤは、父親のけがで生活が一変、苦しみの毎日に。しかし、禁じられた図書室に忍び込んだことから、運命が変わっていく。愛と成長の物語。

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2012年07月 テーマ:変身

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『2012年07月 テーマ:変身』

 

日付 2012年07月19日
参加者  プルメリア、アカザ、ルパン、ハリネズミ、レンゲ、トム、紙魚
テーマ 変身

読んだ本:

デイヴィッド・アーモンド『パパはバードマン』
『パパはバードマン』
原題:MY DAD’S A BIRDMAN by David Almond & Polly Dunbar, 2007
デイヴィッド・アーモンド/作 ボリー・ダンバー/絵 金原瑞人/訳 
フレーベル館
2011.10

版元語録:父と娘が母をなくした悲しみを乗り越え、「鳥人間コンテスト」を通じて信頼と愛情を確かめあう姿を、ユーモラスに描く。
みうらかれん『夜明けの落語』
『夜明けの落語』
みうらかれん/作 大島妙子/絵  
講談社
2012.05

版元語録:人前で話すのがなによりもこわい、4年生の暁音。もちろん、落語なんて、できるわけがない!?19歳の現役大学生みうらかれん、注目のデビュー作! 第52回講談社児童文学新人賞入賞作。小学中級から。
パトリシア・C・マキサック『クロティの秘密の日記』
『クロティの秘密の日記』
原題:SLAVE GIRL: THE DIARY OF CLOTEE, VIRGINIA, USA1859 by Patricia C. McKissack, 1997
パトリシア・C・マキサック/作 宮木陽子/訳 
くもん出版
2010.11

版元語録:19世紀のアメリカ。読み書きを禁止されていた奴隷の少女・クロティは,ひそかに文字を覚え日記をつけはじめますが…。

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2012年06月 テーマ:新旧SF競作

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『2012年06月 テーマ:新旧SF競作』

 

日付 2012年06月14日
参加者 プルメリア、すあま、レンゲ、トム、サンシャイン、ハリネズミ、キャベツ、紙魚、みっけ、フルフル
テーマ 新旧SF競作

読んだ本:

北野勇作『どろんころんど』
『どろんころんど』 ボクラノSF

北野勇/著 鈴木志保/挿絵
福音館書店
2010.08

版元語録:どこかに行ってしまったヒトを探して,どろんこの世界を旅するアンドロイドの少女アリスと,お供の亀型ロボットの奇妙で長い旅。
ジョン・ウィンダム『チョッキー』
『チョッキー』
原題:CHOCKY by John Wyndham, 1968
ジョン・ウィンダム/著 金利光/訳
あすなろ書房
2011.02

版元語録:11歳の少年マシューの様子がおかしい。その裏には「チョッキー」という名の不可思議なモノが……。未知との遭遇を描いた傑作SF。
メアリ・E・ピアソン『ジェンナ:奇跡を生きる少女』
『ジェンナ〜奇跡を生きる少女』 SUPER!YA

原題:THE ADORATION JENNNA FOX by Mary Peason, 2008
メアリ・E・ピアソン/作 三辺律子/訳 
小学館
2012.02

版元語録:記憶をすべて失っているだけでなく、歩き方や話し方も…何もわからない状態で目覚めた少女ジェンナの不思議な物語。

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2012年04月 テーマ:幼年童話

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『2012年04月 テーマ:幼年童話』

 

日付 2012年04月19日
参加者 うぐいす、関サバ子、紙魚、ajian、みっけ、レンゲ、ルパン、きゃべつ、プルメリア、アカシア
テーマ 幼年童話

読んだ本:

蜂飼耳『クリーニングのももやまです』
『クリーニングのももやまです』
蜂飼耳/著 菊池恭子/絵
理論社
2011.11

版元語録:川のほとりにたつももやまさんのクリーニング店。どんなおきゃくさんの、どんなものでも、心をこめて、ていねいに仕上げます。ところがある日…。
ひこ・田中『レッツとネコさん』
『レッツとネコさん(レッツのふみだい)』
ひこ・田中/著 ヨシタケシンスケ/絵
そうえん社
2010.07

版元語録:レッツは5さい。5さいのレッツが、3さいのころを思い出す。それは、むかしむかし、おーむかし。ひこ・田中、初めての幼年童話。
クリスティーネ・ネストリンガー『赤ちゃんおばけベロンカ』
『赤ちゃんおばけベロンカ』
原題:DIE SACHE MIT DEM GRuSELWUSEL by Christine Nöstlinger & Franziska Biermann, 2009
クリスティーネ・ネストリンガー/作 若松宣子/訳 
偕成社
2011.08

版元語録:こわがりやの男の子ヨッシーが妹のミッツィをこわがらせようと作ったおばけの人形。それがひょんなことから突然動き出して……。

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2012年03月 テーマ:旅

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『2012年03月 テーマ:旅』

 

日付 2012年03月29日
参加者 ハリネズミ、プルメリア、ウグイス、レンゲ、ハコベ、トム、ダンテス、大福、ajian、メリーさん、きゃべつ
テーマ

読んだ本:

時雨沢恵一『キノの旅』
『キノの旅(1) the Beautiful World』
時雨沢恵一/著 黒星紅白/挿絵
アスキー・メディアワークス(角川つばさ文庫)
2011.07

版元語録:『世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい』--短編小説で綴られる、人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。シリーズ累計700万部の人気作品「キノの旅」が角川つばさ文庫版で遂に登場。
ローズマリー・サトクリフ『ほこりまみれの兄弟』
『ほこりまみれの兄弟』
原題:BROTHER DUSTY-FEET by Rosemary Sutcliff, 1952
ローズマリー・サトクリフ/著 乾侑美子/訳
評論社
2010.08

版元語録:孤児の少年ヒューは、意地悪なおばさんの家を逃げ出した。お供は愛犬のアルゴスと鉢植え。めざすは学問の都オクスフォード。でも、途中で芸人一座と出会い…。
マシュー・カービー『クロックワークスリー』
『クロックワークスリー〜マコーリー公園の秘密と三つの宝物』
原題:THE CLOCKWORK THREE by Matthew Kirby, 2010
マシュー・カービー/著 石崎洋司/訳
講談社
2011.12

版元語録:不思議な音色を奏でる緑のバイオリン、機械仕掛けで動くふしぎなものたち、そして、隠された財宝―。さあ、三人の子どもたちの大冒険がはじまります。

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2012年02月 テーマ:父親の不在

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『2012年02月 テーマ:父親の不在』

 

日付 2012年02月23日
参加者 タビラコ、トム、さきいか、紙魚、きゃべつ、関サバ子、レン、ハリネズミ、シア、ルパン、プルメリア、ジレーナ
テーマ 父親の不在

読んだ本:

リリ・タール『ミムス』
『ミムス〜宮廷道化師』
原題:MIMUS by Lilli Thal, 2003
リリ・タール/著 木本栄/訳
小峰書店
2009.12

版元語録:囚われの王子フロリーンの生きのびる道は、宮廷道化師になることでしかなかった。誇りを捨て、敵の王の笑いを得て活きる。笑いこそが最後の武器に。王子の物語。
E. ネズビット『鉄道きょうだい』
『鉄道きょうだい』
原題:THE RAILWAY CHILDREN by E. Nesbit, 1906
E. ネズビット/著 中村妙子/訳
教文館
2011.12

版元語録:ある夜、見知らぬ人たちがお父さんを連れ去って、ロバータたち3人兄弟は、ロンドンから、とつぜん田舎ぐらしを始めることに。見知らぬ土地で3人が友だちになったのは…。
久美沙織『ブルー』
『ブルー』
久美沙織/著 
理論社
2010.01

版元語録:真っ青な空が広がる夏のある日。13歳の今里杏は、生まれて初めて学校をさぼった。図書館で読書ざんまいのはずか、ひょんなことから、会ったばかりの女性の話を聞くはめに…。

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2012年01月 テーマ:それぞれの大切なもの

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『2012年01月 テーマ:それぞれの大切なもの』

 

日付 2012年01月19日
参加者 プルメリア、 シア、すあま、ハリネズミ、ajian、ルパン、うさこ、三酉
テーマ それぞれの大切なもの

読んだ本:

富安陽子『盆まねき』
『盆まねき』
富安陽子/著 高橋和枝/挿絵
偕成社
2011.07

版元語録:おじいちゃんの家でなっちゃんが聞いた、3つのお話と盆踊りの夜に体験したふしぎな出会いを描く。戦没者への鎮魂歌。 *第49回野間児童文芸賞受賞
マイケル・モーパーゴ『カイト:パレスチナの風に希望をのせて』
『カイト〜パレスチナの風に希望をのせて』
原題:THE KITES ARE FLYING by MichaelMorpurgo, 2010
マイケル・モーパーゴ/著 ローラ・カーリン/絵 杉田七重/訳
あかね書房
2011.06

版元語録:2年前の事件で言葉を失った少年。自分で作った凧をあげる少年サイードの夢とは? パレスチナの悲劇と希望をえがいた物語。
タミ・シェム=トヴ『父さんの手紙はぜんぶおぼえた』
『父さんの手紙はぜんぶおぼえた』
原題:LETTERS FROM NOWHERE by Tami Shem-Tov
タミ・シェム=トヴ/作 母袋夏生/訳 
岩波書店
2011.10

版元語録:ユダヤ人一家の末っ子リーネケは、家族と離れ、遠い村の医者の家にあずけられた。心の支えは、ひそかに届く父さんからの手紙。奇蹟的に保管されていた手紙とともに、リーネケの記憶がよみがえる。

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2011年12月 テーマ:自分と向き合うとき

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『2011年12月 テーマ:自分と向き合うとき』

 

日付 2011年12月22日
参加者 メリーさん、ajian、ダンテス、プルメリア、アカシア、うさこ、宇野、三酉
テーマ 自分と向き合うとき

読んだ本:

梨木香歩『僕は、そして僕たちはどう生きるか』
『僕は、そして僕たちはどう生きるか』
梨木香歩/著 
理論社
2011

版元語録:やあ。よかったら、ここにおいでよ。気に入ったら、ここが君の席だよ—『君たちはどう生きるか』の主人公にちなんで「コペル」と呼ばれる十四歳の僕。ある朝、染織家の叔父ノボちゃんがやって来て、学校に行くのをやめた親友ユージンに会いに行くことに…。そこから始まる、かけがえのない一日の物語。
エリアセル・カンシーノ『フォスターさんの郵便配達』
『フォスターさんの郵便配達』
原題:OK, SENOR FOSTER by Eliacer Cansino
エリアセル・カンシーノ/著 宇野和美/訳
偕成社
2010.11

版元語録:つい、うそばかりついて、学校にも行かない少年ペリーコ、村にただひとりのイギリス人フォスターさん。ふたりの出会いは、ペリーコの世界を大きく変えていく。一九六〇年代スペイン、海辺の村を舞台にえがかれるだれもが共感する、みずみずしい成長の物語。スペイン実力派作家のアランダール賞受賞作。
ベン・マイケルセン『スピリットベアにふれた島』
『スピリットベアにふれた島』 この地球を生きる子どもたち

原題:TOUCHING SPIRIT BEAR by Ben Mikaelsen, 2005
ベン・マイケルセン/著 原田勝/訳
鈴木出版
2010.09

版元語録:15歳の少年が引き起こした傷害事件。過ちから立ち直ってゆく少年の成長を描きながら、犯罪にどう向き合うかを考える意欲作!

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