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紫禁城の秘密のともだち1〜神獣たちのふしぎな力

女の子が竜に乗って空を飛んでいる
『紫禁城の秘密のともだち1〜神獣たちのふしぎな力』
常怡/作 小島敬太/訳 おきたもも/絵
偕成社
2022.10

エーデルワイス:近場の図書館が所蔵していなかったので、所蔵の図書館から取り寄せてもらいました。シリーズの1だけでよいのかと図書館員にきかれて、ええと返事しましたが、読み終えて2と3も借りるべきだったと後悔しました。おもしろくて、改めて2と3を予約しました。その後のお話を読むのが楽しみです。神獣たちについてのこと、中国の歴史のことがよくわかり、漢字も全部ルビがふってあります。イラストもかわくて親しみやすく、子どもたちも読んでくれるのではないでしょうか。タヌキの町として日本が出てきたり、ジブリアニメのとなりのトトロの歌、ディズニーのアニメの話も出てきて、現在の中国の様子を垣間見ました。

きなこみみ:紫禁城と神獣といういう、まさに「中国」という題材のなかに、今を生きる小雨(シャオユウ)という子どもが神獣たちと生き生きと活躍するのを、とても楽しく読みました。子どもたちは『三国志』などの古典は横山光輝さんの漫画やゲームで大好きですが、隣の国なのに中国を舞台にした現代の作品がなさすぎると常々感じていたので、こういう作品はとってもうれしいです。後書きによりますと、作者の常怡(チャンイー)は、父親から中国古典を習ったそうですが、子どものときに路地裏で、近所のおじいさんたちから、神獣の話をわくわくしながら聞いていたそうで、水木しげるや、先日講演会があった上橋菜穂子さんの子ども時代を思い出したりもしました。
神獣のキャラクターの挿絵が、とてもかわいらしくわかりやすいので、子どもたちもワクワクしながら読めそうです。ディズニーやジブリの話題が出てくるのも、親しみやすさが生まれていいなと思いますし、7章の「吻獣(ウエンショウ)とデート」では、かっこいい吻獣と海をこえて日本の夏まつりに遊びにくる話もあって、お互いの文化が重なることを実感できるのでは。これは、ヨーロッパ系の物語では得られない楽しさではないかなと思います。
子どもの世界が重なりながら広がっていくのは、とても大切なことで、最も近くて文化も密接なつながりがある国なのに、中国と日本は、様々なおとなの事情で、なくてもよい壁が作り出されているように思います。小雨や神獣たちと物語の中で自由に、楽しく友だちになってほしい。そう願ってしまいます。小雨は、感受性も豊かで魅力的ですが、彼女自身の生活の背景はあまり語られません。それは、この物語が、日常ではない異界に入っていく、そこでの小雨を語る物語だからなのだと思います。小雨は、どうやら母一人子一人で、いつも母が遅くまで働いていて、一人でいる時間が長いようです。そんな彼女は、もしかしたら学校では全く違う小雨なのかもしれないな、と思います。塾に通うエピソードも出てきますが、家とも学校とも違うこの世界の中で生き生きとふるまう彼女が、どんな風に現実世界で生きているのか。2巻にはちょっとそこにも触れられていて、3巻は借りられなくて読めていないのですが、楽しみにシリーズを読んでいきたいと思います。

ハリネズミ:中国の児童文学は、曹文軒さんの作品や、中由美子さんが訳されたものなどをいろいろ読んできたのですが、こんなにおもしろいエンタメ物語もあったのかとびっくりしました。ネコの梨花(リーファー)の言葉の語尾がニャアとかニャになっているのも不自然ではなくはまっているし、少雨の会話体の文章も、物語にぴったりです。それに、日本人が描いた挿し絵にも嫌味がなくて、本当に楽しいですね。

西山:私も楽しく読みました。ただ、実際の紫禁城のあれこれを描く必要があるのに、どうして日本人に挿絵を描かせたのか不思議に思いました。わかりやすいしぴったりの絵だと思っていますが、原作がどうなっているのか気になります。こういうタイプの物語が日本にもあれば、と思いました。日本の神社仏閣その他、いろいろ有名で歴史ある場所はあるし、神話伝説の登場人物?やエピソードもあるのだから、こういうエンタメ作品になったら、とてもおもしろく読めると思います。

きなこみみ:猫の梨花(リーファ―)が「神獣タイムス」を作る、という設定もよく考えられてますよね。紫禁城ってこんなところだってわかることもあり、興味がそそられるような、いいコーナーになってます。

ルパン:まだ途中までしか読んでいないんですが、質問だけしていいですか? この神獣たちって、屋根の上にいることになっていますよね。ふだんは屋根の上の作り物の中にいて、夜とか小雨としゃべるときだけ中身が降りてくるんですか? それとも、作り物のはずの体ごと降りてくるんでしょうか? この子が昼間来ているシーンもありますが、昼間は神獣たちは出てこないんでしょうか。あと、神獣たちが「いちばん若くても数千歳」(p43)っていうことをこの子が最初から知っているのはどうしてなんでしょう?

ハリネズミ:この神獣たちのことは数千年前から書物に書かれているのでは?

ルパン:なるほど。数千年前にいたことがわかっている、ということですね。でも、屋根の上の像が作られたのは数千年前じゃないですよね? そうすると作り物がしゃべるのはおかしいような。最後まで読めばわかるんでしょうか?

コガモ:わたしは、すんなりと読むことができましたけど。どうしてでしょうね?

ルパン:p166のまんなかあたりを読むと、神獣は昔はいたけど絶滅したようにもとれますが…深く考えずに読んだほうがいいのかな?

ハル:約1000戸もの建物があって、たくさんのお宝が眠っていて、ものすごくわくわくする舞台だなと思いながら、だんだん、「あれ、最初のルンバの話はなんだったのかな」とちらっと思ったり、ちょっと眠くなったりもしました。原題の「故宮里的大怪獣(グーゴン リー ダ ダー グワイ ショウ)」の字面と音の響きの瞬発力もすごいですね。総じておもしろかったけど、話によってはやや印象が弱いかなと思うものもあって、ちょっと長いかなぁ。でもやっぱり、故宮博物館とか、日本だと正倉院展とか、ロマンがあふれますよね。わくわくします。

雪割草:楽しく読みました。あとがきで、作者が子どもの頃、お年寄りから神獣の話を聞いた体験がもとになっているとありましたが、エンタメでありながら文化や伝統にも親しめるように語っていていいなと思いました。それぞれの神獣が悩みをかかえていて、困って小雨に相談するような場面もあって、小雨の友だちのように描かれているのも親しみがわきました。斗牛が働きづめで休みをとりたいという理由が、パンダを見にいきたいからというのも、かわいらしくてクスッとしてしまいました。絵もかわいく親しみやすく、作品のいい味になっていると思いました。こんなエンタメの日本版があったらいいなと思います。

ANNE:中国のファンタジー小説は初めて読みました。主人公が野良猫にあげる猫缶を買うためにミネラルウォーターのペットボトルを拾ってお金に換えるという描写がありましたが、紫禁城という有名な観光地でそんなにゴミが落ちているのかしら?と、ちょっと気になりました。訳者の方が、今風の言葉を敢えて使っているのがおもしろいと思いました。p164の「もふもふ」とか。私の勤めている図書館では所蔵がなかったのですが、利用者の方からとてもおもしろいからぜひ!とリクエストをいただいたシリーズです。続巻が楽しみです。

wind24 : 途切れ途切れに読んだせいか、中国語読みの名前がたくさん出てきたせいか、私はファンタジーの世界に入りづらかったです。モチーフとしては猫の梨花がネコ記者として紫禁城のニュースを探していたり、小雨が神獣たちと冒険を繰り広げたりと、子どもたちが好きそうなものがいろいろと登場します。しかし小雨が夜中に帰って来てもお母さんが探すわけでもなく、小雨がお母さんのベッドにもぐりこむ辺りは生活の匂いがしないと思いました。地下宮殿の中で勇気を出すために小雨が歌うのが、となりのトトロの「さんぽ」だったりするのも唐突な感じを受けました。そして声を出してはいけないという約束を結果破ってしまいますが、特におとがめもなく拍子抜けしました。

オカピ:アジアが舞台のエンタメはあまり読んだことがなかったので、とても新鮮でおもしろかったです! これは1巻目なので、これから描かれていく部分もありますね。

コガモ:中国の児童書ということで、とても興味がありました。紫禁城というと、浅田次郎さんの『蒼穹の昴』(講談社)の印象が強くて……特に珍妃の井戸などが出てくると……そのイメージを押しのけ押しのけ読みました。みなさんがおっしゃるように、ひとつひとつのエピソードがおもしろく、とても美しいものもあって、中国文化と歴史の奥深さを感じました。子どものころ、お年寄りから聞いたお話がベースになっているという著者の後書きに感動しました。代々語りつがれていく物語は、深いですね。中国の子どもたちの日常が、日本のニュースなどでは断片的にしか伝わってきませんが、2巻、3巻では出てくるのかな。

きなこみみ:2巻では、永楽という祈祷師の少年が新しいキャラクターとして登場して、小雨の学校生活や日常も少しずつ描写が深まっている気配です。これからシリーズが進むとどうなっていくか見届けたいと思っています。

(2024年09月の「子どもの本で言いたい放題」より)

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魔導師の娘

『魔導師の娘』表紙
『魔導師の娘』 クロニクル千古の闇・7

ミシェル・ペイヴァー/著 さくまゆみこ/訳 ジェフ・テイラー/挿絵 酒井駒子/装画
評論社
2023.08

イギリスのファンタジー。「クロニクル千古の闇」シリーズは完結したかと思っていたら、10年以上たって続巻が出ました。この7巻目では、表紙の絵は酒井駒子さんですが、中のイラストは原書の絵をそのまま使っています。また6巻目までとは体裁も少し変わりました。

今から6000年くらい前の、まだすべてを人の手で作り出さなければ暮らしていけなかった時代。ひとりでこっそり出ていったレンを追ってトラクは極北へと向かいます。いつの間にか、先を行くレンのそばにはナイギンいう若者が。レンはなぜ出ていったのか? ナイギンとは何者なのか? 愛するレンとトラクを引き裂いたのは誰なのか? 謎が次から次へと生まれ、それがどう解きほぐされていくのか、ハラハラします。ウルフの活躍にも胸がおどります。

舞台となる地に著者が足を運び、綿密に文献も調査して書いているので、大自然の描写や、その中で生き延びていく当時の人々の暮らしや考え方など、物語世界がリアルで入り込めます。(冬に読むと寒くなりますので、ストーブのそばか、こたつに入って読むことをお勧めします)

(編集:岡本稚歩美さん 装丁:水野哲也さん)

 

 

〈訳者あとがき〉

「クロニクル千古の闇」シリーズは、『オオカミ族の少年』『生霊わたり』『魂食らい』『追放されしもの』『復讐の誓い』『決戦のとき』の6巻が出て、これで終わりだと思っていたのですが、なんと6巻目の原書が出てから10年以上たって、この7巻目の原書が出ました。イギリスでは、8巻目と9巻目も出ています。この7巻目では、トラクとレンが連れ合いとして暮らしているのも、うれしい変化です。

物語の舞台は、今から6000年前の石器時代。私たち現代に生きる人間は、手をかけずにすむ便利なものや、効率のよいもの、安くかんたんにできるものを追求してきたあげくに、気候変動によって引き起こされる災害におろおろし、たまる一方の核廃棄物やプラスチックごみを処理できずに悩んでいます。

便利なものは何も持たず、使うものはすべて時間をかけて自分の手でつくり、とらえた獲物はとことん利用してゴミを出さないトラクたちの暮らし方は、私たちの今の暮らしとは対極にあるように思います。

また現代の私たちは、長年かけて育ってきた樹木や森を平気で切りたおし、海や空気をよごし、人間以外の生物をどんどん絶滅させてきてしまいました。今は、そんな暮らし方はおかしいと気づいて、なんとかしようと考える人たちもふえています。そんなとき、自然や、生きとし生ける者を敬い、時にはおそれ、ともに生きているトラクたちの暮らしからは、いっぱいヒントをもらえるようにも思います。

とはいえ、ペイヴァーさんは、子どもたちにそういうことを教えようとして本を書いているのではなく、自分が子どものときに読みたかったものを書いているだけだと語っています。

ペイヴァーさんは、1960年にアフリカのニヤサランド(今のマラウィ)で生まれ、イギリスで育った作家で、歴史をふまえたファンタジーを主に書いています。「クロニクル千古の闇」シリーズの『決戦のとき』では、イギリスで最もすぐれた児童文学作品にあたえられるガーディアン賞を受賞しました。

彼女は、おもしろくてドキドキする物語をつくるのがじょうずなだけではありません。著者あとがきからもわかるように、舞台になる土地のこと、そこで生きる人の暮らし方や歴史、使っていた道具、動植物のこと、気候のことなどを綿密に調べたあげくに、それを取り入れて物語を書いているのです。文化人類学や考古学の本もたくさん読んでいて、そんな知識も使って、6000年前の人々がリアルに浮かび上がるような作品に仕上げているのです。現代に生きるイヌイット、北米先住民、アイヌ、ラップランドのサーミ、アフリカのサンやイボの人たちの暮らしぶりからもヒントを得ているといいます。そこは、単に頭の中で想像をふくらませてお話を書いている作家とはちがう、見事なところだと思います。

私も、いろいろなものを調べてまちがいのないように訳したつもりですが、もしおかしなところがあれば、教えていただきたいと思っています。

またペイヴァーさんは、メールやインターネットを使っていません。読者の質問に答えて、「たとえば火山のことを知りたいと思ったら、ネットで情報を得るのではなく、実際に火山のある場所にでかけていって、それがどんなものかを身をもって体験します。その実体験があるからこそ、書いたものも読者にリアルに伝わるのではないかと思っています」と語っていました。

このシリーズの魅力の一つは、オオカミのウルフの視点で書かれた部分があることです。ウルフは、人間のことを〈尻尾なし〉、トラクのことを〈背高尻尾なし〉、火や炎のことを〈熱い舌で刺すまぶしい獣〉、川のことを〈速い水〉などと独特の表現をしています。そうした部分は、ウルフになって読んでみていただけると幸いです。

このシリーズ名の「千古の闇」(原文ではAncient Darkness)にもあるように、物語の中には恐ろしいことや困難といった闇も登場しますが、それについてペイヴァーさんは、「星を見るには夜空の闇も必要なのです」と語っています。時間とともに物語が先へと進んでも、シリーズの冒頭で結ばれたトラクとウルフの絆は変わらずに存在し、それが困難を乗り越えていくときの読者の力にもなってくれているのだと思います。小さいころから、古代世界をオオカミと駆け回りたいという夢をもっていたというペイヴァーさんの物語、まだ続きますので、どうぞ楽しみにしていてください。

 さくまゆみこ

 

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〈紹介記事〉

「子どもの本棚」2024年06月号

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日小見不思議草紙

藤重ヒカル著 飯野和好絵『日小見不思議草紙』
『日小見不思議草紙』
藤重ヒカル/作 飯野和好/絵
偕成社
2016

『日小見不思議草紙』(読み物)をおすすめします。

江戸時代を舞台にした5篇のファンタジー短編集。不思議な刀のおかげで鼻にタンポポが咲き、相手が笑ってしまうので戦わずして勝てる侍の話、野原で出会った不思議な女の子にすばらしい絵の具をもらって出世する絵描きの話、クマの助けを借りて一夜にして堰堤を築く話など、どれも短いなりにまとまりがよく、おもしろく読める。それぞれの短編の前後に江戸時代と現代を結びつける仕掛けもあり、虚実の境がわざとあいまいになっている。ユーモラスな味わいを支えている挿絵もいい。日本児童文学者協会新人賞受賞作。

10歳から/ファンタジー 江戸時代 変身

 

Hiomi’s Tales of Mysteries

A collection of five fantasy stories set in the Edo period. A samurai wins without fighting thanks to his magical sword, which makes dandelions bloom from his own nose resulting in laughter; an artist becomes successful after being given some amazing paints by a mysterious girl he met in a meadow; a dam is built to prevent the river from flooding, with help from some bears…all the stories are short, but well-constructed and fun to read. Each also has something that connects the Edo period with the present, and the border between fact and fiction is deliberately blurred. The illustrations add a humorous touch. Newcomer Prize of Japanese Association of Writers for Children. (Sakuma)

  • Text: Fujishige, Hikaru | Illus. Iino, Kazuyoshi
  • Kaiseisha
  • 2016
  • 231 pages
  • 22×16
  • ISBN 9784035404002
  • Age 10 +

Edo period (1603-1868), Humor, Fantasy

(JBBY「おすすめ!日本の子どもの本2018」より)

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ぺちゃんこスタンレー

ジェフ・ブラウン文 トミー・ウンゲラー絵『ぺちゃんこスタンレー』さくまゆみこ訳
『ぺちゃんこスタンレー』
ジェフ・ブラウン著 トミ・ウンゲラー絵 さくまゆみこ訳
あすなろ書房
1998.12

ユーモアたっぷりの物語。ある日、目が覚めるとスタンレーは厚さ1.3センチのぺちゃんこになってしまっていました。さあ、どうする? でも、スタンレーはその薄さでなければできないことを次々にやっていくのです。そのあたりが、とても楽しい。昔イギリスにいたとき、下宿先の子どもたち3人に読んであげると、年齢もちがう3人が3人ともげらげら笑いながら大喜びした絵物語。ウンゲラーの絵もとっても味があっておもしろいんです。いくつか出版社に持ち込んだけど断られて、やっとあすなろで出してくれました。でも、もう何度も刷を重ねています。
(編集:山浦真一さん)


風のゆうれい〜テリー・ジョーンズ童話集その2

『風のゆうれい〜テリー・ジョーンズ童話集その2』
テリー・ジョーンズ/著 マイケル・フォアマン/絵 さくまゆみこ/訳
リブリオ出版
1990.12

イギリスのモンティ・パイソンのメンバーで、作家・脚本家としても活躍したテリー・ジョーンズが、娘のサリーのために書いた童話集。二巻目のこの本には、「のどじまんのちょうちょう」「ガラスの戸だな」「心配しょうのケイティー」「木切れの都」「ピーターのかがみ」「ゆうかんなモリー」「風のゆうれい」「世界の海を泳いだ魚」「ティム・オレーリー」「おばけの木」「たばこ入れの悪魔」「世界一の金持ちになった男」「金のかぎ」「リー・ポーのワイン」「1000本の歯をもつ怪獣」「悪魔にたましいを売った博士」の16のお話が入っています。ジョーンズはオックスフォード大学で中世文学に親しんでいたので、そんな雰囲気も持った、そしてちょっとスパイスがきいた物語になっています。

この中の「風のゆうれい」は大阪書籍の国語の教科書にも掲載されていました。
(編集:檀上聖子さん)


イースト・オブ・ザ・ムーン〜テリー・ジョーンズ童話集その1

『イースト・オブ・ザ・ムーン〜テリー・ジョーンズ童話集その1』 テリー・ジョーンズ童話集

テリー・ジョーンズ/著 マイケル・フォアマン/絵 さくまゆみこ/訳
リブリオ出版
1990.05

イギリスのコメディ・グループ「モンティ・パイソン」で有名なテリー・ジョーンズが、娘のサリーのために書いた物語集。「麦わら人形」「ぼけた王さま」「ふしぎなケーキの馬」「夜の飛行士」「3つの水玉」「ジャックのひと足」「骸骨船」「海のとら」「大きな鼻」「魔女とにじ色のねこ」「なぜ鳥は朝うたうか」「むらさき色のくだものがなる島」「遠いお城」「どこにもない国にいった船」の、ファンタジーと寓話がまじりあったような14のお話が入っています。

フォアマンの挿絵がすてきなんです。

(編集:檀上聖子さん)