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干したから・・・

『干したから・・・』表紙
『干したから・・・』
森枝卓士/写真・文
フレーベル館
2016

『干したから・・・』(NF絵本)をおすすめします。

食を追求してきたカメラマンがつくった写真絵本。世界各地で見つけた乾燥食品を写真で示しながら、干すことによる食品の変化や、干すことの意味や目的を、わかりやすく説いている。野菜や果物や魚や肉や乳製品は、干すと水分がぬけて腐りにくくなり保存がきくようになるのだが、そこに子どもが興味をもてるよう構成や表現が工夫されている。めざし、梅干しなど乾燥食品を使った日本の典型的な食事や、野菜の簡単な干し方も紹介されている。

7歳から/食べ物 干物 自然 知恵

 

See What Happens When You Dry It Up

This is a picture book by a photographer on the theme of food. The author uses photos of dried foods found in many parts of the world to explain the changes that occur when foods are dried and the meaning and purpose of drying food. Drying removes the liquid from vegetables, fruits, fish, meat and milk products, preserving them so that they don’t go rotten, and the author use photos and text in ingenious ways to excite the reader’s curiosity and make this process easier to understand. The short appendix introduces examples of dried foods used in traditional Japanese cuisine and methods for drying vegetables and other foods that can be done at home. (Sakuma)

  • Text/Photos: Morieda, Takashi
  • Froebel-kan
  • 2016
  • 34 pages
  • 22×27
  • ISBN 9784577043714
  • Age 7 +

Food, Dried fish, Practical wisdom

(JBBY「おすすめ!日本の子どもの本2018」より)

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わたり鳥

『わたり鳥』表紙
『わたり鳥』
鈴木まもる/作・絵
童心社
2017

『わたり鳥』(NF絵本)をおすすめします。

世界のわたり鳥113種の旅を描いたノンフィクション絵本。なぜ長距離を移動するのか、どんなルートがあるのか、どんなところにどんな巣をつくるのか、渡りの途中でどんな危険に遭遇するのか、何をたよりに移動するのかなどを、子どもにもわかる文章と興味深い絵で説明している。巻末には、本書に登場するわたり鳥44種それぞれの大きさや姿、巣の大きさ、卵の色や形、渡りのルート、繁殖地と冬期滞在地などを紹介する一覧と、「世界のわたり鳥地図」も掲載している。

5歳から/渡り鳥、環境

 

Migratory Birds

This non-fiction picture book describes the journey of migratory birds from around the world. An astounding number of birds travel long distances every year in search of food and a safe place to lay their eggs and raise their young. What routes do they travel? What kind of nests do they build and where? What dangers do they face on their journey? How do they find their way? The author, who is an expert on birds answers such questions as these in words and illustrations that children can easily grasp. (Sakuma)

  • Text/Illus. Suzuki, Mamoru
  • Doshinsha
  • 2017
  • 40 pages
  • 26×26
  • ISBN 9784494010004
  • Age 5 +

Migratory birds, Environment

(JBBY「おすすめ!日本の子どもの本2018」より)

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猫魔ヶ岳の妖怪〜福島の伝説

八百板洋子文 斎藤隆夫絵『猫魔ヶ岳の妖怪』
『猫魔ヶ岳の妖怪〜福島の伝説』
八百板洋子/再話 斎藤隆夫/絵
福音館書店
2017

『猫魔ヶ岳の妖怪〜福島の伝説』(絵本)をおすすめします。

この絵本には、福島県各地に伝わる伝説「猫魔ケ岳の妖怪」「天にのぼった若者」「大杉とむすめ」「おいなりさまの田んぼ」の4話が入っている。原発事故前の福島は、自然豊かなとても美しい土地だった。この絵本に収められた伝説からもそうした地域の背景がうかがわれ、人間と動物や自然との結びつき、人間には計り知れない自然の力などが感じられる。再話は、ブルガリアと日本の民話の研究者・翻訳者。絵も、伝説の雰囲気をよく伝えている。

6歳から/伝説 福島

 

The Monster of Nekomagadake

ーLegends from Fukushima

This book contains four legends from Fukushima that have been passed down for generations: The Monster of Nekomagadake, The Youth Who Rose to the Heavens, The Great Cedar and the Young Maiden, and The Foxes’ Rice Paddy. Before the nuclear accident that occurred during the 2011 tsunami, Fukushima was a beautiful land, rich in nature and home to many organic farmers. From these legends, we can imagine that land, feel humankind’s relationship with living creatures and nature, and sense nature’s immeasurable power.

  • Retold: Yaoita, Yoko | Illus. Saito, Takao
  • Fukuinkan Shoten
  • 2017
  • 56 pages
  • ISBN 9784834083279
  • Age 6 +

Legends, Fukushima, Nature’s power

(JBBY「おすすめ!日本の子どもの本2018」より)

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こうさぎとほしのどうくつ

『こうさぎとほしのどうくつ』表紙
『こうさぎとほしのどうくつ』
わたりむつこ/作 でくねいく/絵
のら書店
2016

『こうさぎとほしのどうくつ』(絵本)をおすすめします。

4匹の子ウサギのきょうだいが、嵐を逃れるために洞窟に入りこみ、となりの子ウサギたちとも出会って、洞窟の中を探検する。そのうち、ランタンを落とし、真っ暗な中を子ウサギたちは洞窟の中の大広間にすべり落ちてしまう。ところがその大広間の天井には、星のような光がまたたいていて、子ウサギたちを洞窟の出口へと案内してくれた。最後は家にもどって一安心。子ウサギたちの驚き、不安、安堵、幸福感など心のうちを、顔の表情や変化に富む背景の色でうまく表現している。

5歳から/ウサギ 友だち 冒険

 

The Little Bunnies and the Star Cave

Four little bunnies run into a cave to escape a storm. There they meet their bunny neighbors and begin exploring the cave together. But one of them drops the lantern and in the darkness, they slide into a big cavern within the cave. The ceiling twinkles as though with stars. By this light, the bunnies find their way out of the cave and return home safely. The emotions they experience, such as surprise, anxiety, relief and happiness, are beautifully conveyed through their facial expressions as well as the richly varied background colors. (Sakuma)

  • Text: Watari, Mutsuko | Illus. Dekune, Iku
  • Nora Shoten
  • 2016
  • 40 pages
  • 26×21
  • ISBN 9784905015277
  • Age 5 +

Rabbits, Caves, Exploring, Friends

(JBBY「おすすめ!日本の子どもの本2018」より)

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あめがふるふる

『あめがふるふる』表紙
『あめがふるふる』
田島征三/作
フレーベル館
2017

『あめがふるふる』をおすすめします。

雨の日に、ふたりだけで留守番をしている兄のネノと妹のキフが、窓の外をながめていると、フキの葉の傘をさしたカエル、たくさんのオタマジャクシ、くるくる回るカタツムリ、踊っている木や草や野菜などが次々にあらわれる。そして魚に誘われて向こうの世界にとびこんだ兄妹は、困っている小さな動物たちを笹舟をたくさん作ってのせていく。やがてお母さんが帰ってきて、子どもたちは現実に戻る。「あめがふるふるふるふる・・・」という言葉が効果的に使われ、力強い絵がファンタジー世界を楽しむ子どもをうまく表現した絵本。

5歳から/雨の日 冒険 思いやり

 

It Rains and It Pours

Neno and his younger sister Kifu are home alone on a rainy day. As they gaze out the window, they slip into a fantasy world. One by one strange things come into view: a frog with a butterbur leaf umbrella, a horde of tadpoles, snails spinning round and round, huge trees and vegetables. Dancing joyfully, Neno and Kifu weave boats from blades of bamboo grass to help little animals get through the rain. When their mother comes home, they return to reality. The playful wording and strong illustrations capture the children’s delight in the strange world they encounter. (Sakuma)

Text/Illus. Tashima, Seizo Froebell-kan 2017 32 pages 25×23 ISBN 9784577045190 Age 5 +
Rain; Staying home alone; Reality and fantasy

(JBBY「おすすめ!日本の子どもの本 2018」より)

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真夜中のちいさなようせい

『真夜中のちいさなようせい』表紙
『真夜中のちいさなようせい』
シン・ソンミ/絵・文 清水知佐子/訳
ポプラ社
2021.06

『真夜中のちいさなようせい』をおすすめします。

韓国の画家による初めての絵本。作者は、病弱で寝ていることが多かった幼少時代に、ゆめうつつに妖精を見たことがあるという。そんな体験を基に 2 年という年月をかけて生まれた作品。
熱を出して寝ている男の子は、お母さんが看病に疲れてうたた寝をしている間に妖精に会う。目をさまして、その妖精がくれた指輪を見たお母さんも、忘れていた記憶を思い出し、少女に戻って息子や妖精たちと遊ぶ。勢いの良さで勝負するような絵本やマンガ風の絵本がもてはやされる時代にあって、伝統的な手法でていねいに細かく描かれたこのような絵本は貴重だし、ぬくもりも伝わって想像力がひろがる。文章には登場しない猫があちこちに顔を出しているのも楽しい。

(産経児童出版文化賞/翻訳作品賞選評 産経新聞2022年05月05日掲載)

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なかよしの犬はどこ?

『なかよしの犬はどこ?』表紙
『なかよしの犬はどこ?』
エミリー・サットン/作・絵 のざわかおり/訳
徳間書店
2022.02

『なかよしの犬はどこ?』をおすすめします。

知らない町に父親と引っ越してきたペニーは、庭にやってきた犬といっぱい遊んで寂しさを忘れる。どこの犬だろう? ペニーと父親は、買い物をしながら犬のことをたずねてまわる。こうして町の人たちと知り合いになったものの犬は結局見つからない。しょんぼり帰ってくると、お隣からあの犬と男の子がひょっこり顔を出した。寂しさを抱える子どもが友だちを得るという展開に共感できる絵本。町の人々の肌の色、ペニーのおもちゃ、父子家庭の有りようなどいろいろな意味でステレオタイプを打ち破っている絵も楽しい。
3歳から

(朝日新聞「子どもの本棚」2022年04月30日掲載)

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ニッキーとヴィエラ〜ホロコーストの静かな英雄と救われた少女

『ニッキーとヴィエラ』表紙
『ニッキーとヴィエラ〜ホロコーストの静かな英雄と救われた少女』
ピーター・シス/作 福本友美子/訳
BL出版
2022.03

『ニッキーとヴィエラ』をおすすめします。

第2次世界大戦直前、迫り来るナチスの魔手から子どもを救おうとした人たちがいた。イギリス人のニッキーもそのひとり。旧チェコスロバキアにいたユダヤ人の子どもを列車でイギリスへ逃がすために奔走した。10歳の少女ヴィエラは、家族と別れて列車に乗った669人のひとり。終戦後ニッキーは、自らの功績を語ることなく静かに暮らしていたが、2人は後に再会する。チェコで生まれ、自由を求めてアメリカに移住した作者は、これまでダーウィン、ガリレオなど勇気ある偉人について描いてきたが、今回は、良心に従って行動したほぼ無名の人物を取り上げてノンフィクション絵本に仕上げた。絵が語るものをじっくり見ていく楽しさもあるし、今の時代にも重なる。
小学校中学年から

(朝日新聞「子どもの本棚」2022年03月26日掲載)

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マイロのスケッチブック

『マイロのスケッチブック』表紙
『マイロのスケッチブック』
マット・デ・ラ・ペーニャ/作 クリスチャン・ロビンソン/絵 石津ちひろ/訳
すずき出版
2021.10

『マイロのスケッチブック』をおすすめします。

マイロは小さな男の子。お姉ちゃんと地下鉄に乗ると、ほかの乗客たちの暮らしを想像して絵に描いていく。でも、大金持ちのぼんぼんかと思った子が自分と同じ目的地に向かうのを見て、見かけと実際の現実は違うかもしれないと思い始める。さっき寂しい独り暮らしだと思ったおじさんには仲良し家族がいるのかも。ウェディングドレスのお姉さんの結婚相手は女の人かも。マイロたちが到着したのは刑務所。面会したお母さんにマイロが見せた絵は? 想像力が現実を変えることだってきっとあるよね。
小学校低学年から

(朝日新聞「子どもの本棚」2022年01年29日掲載)

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こうさぎとおちばおくりのうた

『こうさぎとおちばおくりのうた』表紙
『こうさぎとおちばおくりのうた』
わたりむつこ/作 でくねいく/絵
のら書店
2021.11

『こうさぎとおちばおくりのうた』をおすすめします。

4ひきの子うさぎきょうだいが、祭りの花火の音に誘われて、落ち葉行列に参加したり、森に入って歌ったりはねたりするうちに、道に迷ってしまう。一面落ち葉に覆われた森は、様子が変わっていたからだ。助けてくれたのは、ブナの大木「ぶなじい」。冬になる前の美しくかがやく自然の中に入り込んで、子うさぎたちと一緒にささやかな冒険を楽しめる絵本。
5歳から

(朝日新聞「子どもの本棚」2021年11月27日掲載)

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ちいさなおじさんとおおきな犬

『ちいさなおじさんと大きな犬』表紙
『ちいさなおじさんとおおきな犬』
バールブロー・リンドグレン/文 エヴァ・エリクソン/絵 菱木晃子/訳
あすなろ書房
2021.10

『ちいさなおじさんとおおきな犬』をおすすめします。

小さなおじさんは、みんなからいじめられてひとりぼっち。おじさんが友だち募集の貼り紙を出すと、大きな犬がやってきた。毎日ポケットにクッキーを入れて犬がくるのを待つうち、おじさんは犬と友だちになる。楽しく日々を過ごしているところへ、かわいい女の子が登場し、大きな犬と大の仲良しに。おじさんは、自分が仲間はずれになったと思いこみ、ひとり森をさまよう。スウェーデンの地味な色彩の絵本だが、ユーモラスな絵には味があり、幸せな結末に心がなごむ。
小学校中学年から

(朝日新聞「子どもの本棚」2021年10月30日掲載)

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わたしたちもジャックもガイもみんなホームレス〜 ふたつでひとつのマザーグースえほん

『わたしたちもジャックもガイもみんなホームレス〜 ふたつでひとつのマザーグースえほん』
モーリス・センダック/作 じんぐうてるお/訳
冨山房
1996.11

ホームレス,病気,飢饉,エイズなどの社会問題に目を向け,マザーグースの詩にのせて展開する,不思議な魅力のファンタジー絵本。 (日本児童図書出版協会)

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ダチョウのくびはなぜながい? 〜 アフリカのむかしばなし

『ダチョウのくびはなぜながい? 〜 アフリカのむかしばなし』
ヴァーナ・アーダマ/文 マーシャ・ブラウン/絵 まつおかきょうこ/訳
冨山房
1996.10

昔むかし,首の短いダチョウがワニに虫歯の治療をたのまれて……。ケニヤに伝わる昔話を,カルデコット賞に輝くコンビが絵本化。 (日本児童図書出版協会)

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白雪姫と七人の小人たち (改訂版)

『白雪姫と七人の小人たち (改訂版)』
グリム/文 ナンシー・エコーム・バーカート/画 八木田宜子/訳
冨山房
1996.08

有名なグリム童話の絵本決定版。画家のひたむきな努力が実をむすび,物語の雰囲気をよく伝えています。格調の高い作品です。 (日本児童図書出版協会)

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マーヤのやさいばたけ

『マーヤのやさいばたけ』
レーナ・アンダション/作 やまのうちきよこ/訳
冨山房
1996.03

自然とは親しい友だちのマーヤが,畑でいろいろな野菜をつくり,それを使って,お料理をしたり,パーティーを開いたりします。 (日本児童図書出版協会)

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せかいいち大きな女の子のものがたり

『せかいいち大きな女の子のものがたり』
ポールO.ゼリンスキー/絵 アン・アイザックス/文 落合恵子/訳
冨山房
1996.02

大きなアンジェリカは,村人を困らせていた大クマを退治します。木を削った薄い板にダイナッミックに描かれた,底抜けに愉快なお話。 (日本児童図書出版協会)

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マーヤの春・夏・秋・冬

『マーヤの春・夏・秋・冬』
レーナ・アンダション/絵 ウルフ・スヴェドベリ/文 藤田千枝/訳
冨山房
1995.06

マーヤは,四季それぞれに身の回りの鳥や木や花や虫を観察して,おもしろいことをたくさん発見する。絵も文も楽しい自然観察の本。 (日本児童図書出版協会)

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おじいちゃんとのクリスマス

『おじいちゃんとのクリスマス』
リタ・テーンクヴィスト/文 マリット・テーンクヴィスト/絵 大久保貞子/訳
冨山房
1995.10

祖母が死んでひとりになった祖父と、クリスマスをすごすためにプラハに来たトマス。ごちそうにするコイがかわいくなり「食べるのはイヤ」と思ったトマスを、祖父の温かい心がつつみます。(Bookデータベース)

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くまくんはなんでもしりたい!

『くまくんはなんでもしりたい!』
デイヴィッド・ハウグレイヴ=グレアム/文 シモーン・エイベル/絵 なかがわちひろ/訳
冨山房
1995.09

1995-09好奇心いっぱいのかわいいくまくんと一緒に時間や数や色のことを勉強したり,まちがいさがしや反対さがしのクイズで遊ぶ絵本。 (日本児童図書出版協会)

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いちねんのりんご

『いちねんのりんご』
菊地清 作・絵
冨山房
1995.09

丘の上のリンゴの木には,12色の実がなります。新しい月が来るたびに一つ実が落ちて割れ,雪だるま,お姫様へと変身します。 (日本児童図書出版協会)

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わたしのだいすきなふねは…

『わたしのだいすきなふねは…』
フローラ・マクダネル/作 こだまともこ/訳
冨山房
1995.06

小さなボートから大きな海を渡っていく客船まで,様々な船を力強いダイナミックな絵で紹介。何度でも見たくなる楽しい絵本。 (日本児童図書出版協会)

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わたしのだいすきなどうぶつは…

『わたしのだいすきなどうぶつは…』
フローラ・マクダネル/作 こだまともこ/訳
冨山房
1995.05

犬,にわとり,馬,牛,ねこ,ぶた……。子どもたちがよく知っている動物たちを迫力満点のダイナミックな絵で表現した絵本。 (日本児童図書出版協会)

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もうおふろにはいるじかん?

『もうおふろにはいるじかん?』
マリリン・ジャノビッツ/作 こだまともこ/訳
冨山房
1994.12

おふろに入るのは,ちょっと苦手かな? でもオオカミの子が眠りにつくまでのお父さんとの楽しいやりとりを見れば,もう大丈夫! (日本児童図書出版協会)

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いいこってどんなこ?

『いいこってどんなこ?』
ジーン・モデシット/文 ロビン・スポワート/絵 もきかずこ/訳
冨山房
1994.10

小さなうさぎの男の子とお母さんとの間のやりとりで展開する絵本。不安を抱えた幼い子をあたたかく包みこむお母さんがすてき。 (日本児童図書出版協会)

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くつくつどんなくつ?

『くつくつどんなくつ?』
ウィリアム・ジョイス/絵 エリザベス・ウィンスロップ/文 なかがわちひろ/訳
冨山房
1994.08

ボタンの靴,ひもの靴,ゴム長靴にスケート靴…。靴がいっぱい出てくる楽しい絵本。中でも一番いいのは何でしょう? (日本児童図書出版協会)

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やんちゃねこのセビー

『やんちゃねこのセビー』
ヴァネッサ・ジュリアン=オティ/作 たにぐちゆみこ/訳
冨山房
1994.05

やんちゃな子ねこのセビーが,初めてひとりで家の外に出て,いろいろな動物と出会いながら農場を見て回ります。穴あきミニ絵本。 (日本児童図書出版協会)

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セビーのぼうけん

『セビーのぼうけん』
ヴァネッサ・ジュリアン=オティ/作 たにぐちゆみこ/訳
冨山房
1994.05

遊び相手がほしい子ねこのセビーは,農場の動物たちを次々にたずね,そのたびにびっくりしたり怖くなったり。穴あきミニ絵本。 (日本児童図書出版協会)

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3びきのかわいいオオカミ

『3びきのかわいいオオカミ』
ユージーン・トリビザス/文 ヘレン・オクセンバリー/絵 こだまともこ/訳
冨山房
1994.05

お話はちょうど『3びきのこぶた』の逆で,無邪気なオオカミが悪い大ブタにいじめられます。昔話をしのぐ,現代的な動物寓話。 (日本児童図書出版協会)

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パンはころころ〜ロシアのものがたり(改訂版)

『パンはころころ〜ロシアのものがたり(改訂版)』
マーシャ・ブラウン/作 八木田宜子/訳
冨山房
1994.02

ころんころんところがり出たパンは,いろいろな動物からねらわれますがうまく逃げるので大丈夫。得意になってキツネの鼻へ……。 (日本児童図書出版協会)

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星のふる夜に

『星のふる夜に』
千住博/作
冨山房
1994.01

国際的に名声の高い日本画家が,小鹿の一夜の冒険を美しく表現しました。文字のない,絵の力が強く語りかける絵本。 (日本児童図書出版協会)

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よるの森のひみつ 〜スイス南部の昔話より

『よるの森のひみつ 〜スイス南部の昔話より』
ケティ・ベント/絵 エベリーン・ハスラー/文 若林ひとみ/訳
冨山房
1993.11

南スイスの昔話をもとにした現代版「こぶとり」の物語絵本。動物や植物と仲良くすることの大切さを,美しい絵で表現しています。 (日本児童図書出版協会)

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氷河ねずみの毛皮

『氷河ねずみの毛皮』
宮沢賢治/文 木内達朗/画
冨山房
1993.11

極北へ向かう夜汽車を舞台に,自然界における「とるもの,とられるもの」の関係を描いた物語。新進気鋭の画家による幻想的な絵本。 (日本児童図書出版協会)

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月の姫

『月の姫』
おのちよ/作
冨山房
1993.10

竹から生まれ,天上界と地上界の間で揺れ動く姫の心情を,大胆な墨の色と勢いのある日本画で表現した,力強く美しい絵本。 (日本児童図書出版協会)

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ロージー、はがぬける

『ロージー、はがぬける』
マリアン・マクドナルド/文 メリッサ・スイート/絵 まつのまさこ/訳
冨山房
1993.09

ロージーの歯が抜けました。でも,ロージーは,歯の妖精にあげたくありません。子どもの成長をあたたかくとらえたシリーズ2作目。 (日本児童図書出版協会)

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ロージー、いえでをする

『ロージー、いえでをする』
マリアン・マクドナルド/文 メリッサ・スイート/絵 まつのまさこ/訳
冨山房
1993.09

うさぎのロージーはママとお菓子をつくりたいのに,ママは弟のマットをかまってばかり。ロージーは家出をすることにしました。 (日本児童図書出版協会)

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ごちそうさまのなつ

『ごちそうさまのなつ』
マーク・サイモント/作 なかがわちひろ/訳
冨山房
1993.07

野菜畑にはごちそうがいっぱい。天真爛漫なウサギの一家と人間の夫婦の知恵くらべ。ユーモアあふれる楽しい絵本。 (日本児童図書出版協会)

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モグラのイーニーがみつけたもの

『モグラのイーニーがみつけたもの』
ジェーン・ヨーレン/文 こだまともこ/訳
冨山房
1993.05

まっ暗な深い穴の底に住むモグラの三姉妹。末のイーニーは,地面の上にすてきなものがあると聞き,それを探す冒険にでかけます。 (日本児童図書出版協会)

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おじいちゃんのはたけ

『おじいちゃんのはたけ』
ジャンヌ・ブベール/作 冨山房編集部/文
冨山房
1993.04

おじいちゃんのはたけには,いつも野菜や果物がいっぱい。はたけの作物を通して四季の移り変わりを鮮やかに描いた絵本です。 (日本児童図書出版協会)

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ぼくのアフリカ

イングリッド・メンネン&ニキ・ダリー文 ニコラース・マリッツ絵『ぼくのアフリカ』
『ぼくのアフリカ』
イングリッド・メンネン& ニキ・ダリー/文 ニコラース・マリッツ/絵 わたなべしげお/訳
冨山房
1993.01

南アフリカの反アパルトヘイト出版社の出した絵本の翻訳。男の子が自分の住んでいる街を紹介する。力強い絵が素晴しい。 (日本児童図書出版協会)

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もりのともだち

『もりのともだち』
マーシャ・ブラウン/作 八木田宜子/訳
冨山房
1992.10

春になり,氷の家がとけてしまうと,きつねは野うさぎの家を占領してしまいました。それを聞いた森の動物たちは……。 (日本児童図書出版協会)

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サンタのおまじない

『サンタのおまじない』
菊地清 作・絵
冨山房
1991.11

けんちゃんに届いたプレゼントは,大嫌いな野菜のつめあわせ。でも,おまじないを唱えると,切り絵のマジックで野菜が変身! (日本児童図書出版協会)

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やさいをそだてよう

『やさいをそだてよう』 てをつかう・くふうする

鳥居ヤス子/作 かわさきようこ/絵
冨山房
1991.07

無農薬で生態系を大事にしながら野菜を作る,子供のための園芸書。生命をいつくしみ,身の回りの環境に目を向ける力を養います。 (日本児童図書出版協会)

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ねこのタビサ

『ねこのタビサ』
ウィルソン/文 フォックス=デービス/絵 谷口由美子/訳
冨山房
1990.12

猫から見ると,人間の暮らしはどんなふうに見えるでしょうか? 子猫のタビサが母猫になるまでを描く絵物語。猫好きの方へ。 (日本児童図書出版協会)

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じめんのしたのなかまたち

『じめんのしたのなかまたち』
ケティ・ベント/絵 エベリン・ハスラー/文 若林ひとみ/訳
冨山房
1990.10

北風が吹きあれ,雪がふりしきる季節に,地面の下はどうなっているのでしょう? 冬ごもりする虫たちの暮らしを描いた美しい絵本。 (日本児童図書出版協会)

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ちいさなおうさま

『ちいさなおうさま』
ライヤ・シエッキネン/文 ハンヌ・タイナ/絵 さかいれいこ/訳
冨山房
1989.11

浜辺のお城に小さな王様が住んでいました。王様はひとりぼっちでさびしかったが、猫がきたり、隣人がふえたりして楽しくなる。メルヘン的な絵。 (日本図書館協会) ブラティスラヴァ世界絵本原画展グランプリ( 1987)受賞作。

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おいしいものつくろう

『おいしいものつくろう』 てをつかう・くふうする

小林カツ代/作 上条滝子/絵
冨山房
1988.10

料理は初めてという小さなお子さまにもかんたんに作れます。火も包丁も使わないおやつやジュースまで。 (日本児童図書出版協会)

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にげだしたまじょ

『にげだしたまじょ』表紙
『にげだしたまじょ』
イングリット&ディーター・シューベルト/作 よこやまかずこ/訳
冨山房
1988.06

777歳になる魔女のペタンコアンヨは、呪文に失敗しては、そのたびに自分の足が大きくなって、くさっていました。少女二キとのお話。 (日本図書館協会)

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うっかりまじょとちちんぷい

『うっかりまじょとちちんぷい』
ヌリット・カーリン/作 小杉佐恵子/訳
冨山房
1988.03

どじな魔女の見習いとなった,ちちんぷいは子供たちの味方をして,やがて天使になります。 (日本児童図書出版協会)

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ふふふんへへへんぽん! 〜 もっといいこときっとある

『ふふふんへへへんぽん! 〜 もっといいこときっとある』
モーリス・センダック/作 じんぐうてるお/訳
冨山房
1987.12

むく犬ジェニーは,何不自由のない暮らしに退屈し,”もっといいこと”をさがして旅に出ました。さてジェニーが見つけたものは? (日本児童図書出版協会)

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びっくりどうぶつえん

『びっくりどうぶつえん』
サラ・バル/作 小谷ひろゆき/訳
冨山房
1987.11

子どもたちの大好きなクイズや数あて,まちがいさがしなどがいっぱい載った動物絵本。動物の生態や姿なども知ることができます。 (日本児童図書出版協会)

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