『かあちゃんのジャガイモばたけ』
アニタ・ローベル/作 まつかわまゆみ/訳
評論社
2018
アニタ・ローベル/作 まつかわまゆみ/訳
評論社
2018
『かあちゃんのジャガイモばたけ』(絵本)をおすすめします。
戦争するふたつの国の境に住む母親は、ふたりの息子とジャガイモ畑を守るために高い塀を築き、日常の暮らしを続ける。ところが大きくなった息子たちは塀の外を知りたくなって出ていき、やがて兄は東の国の将軍に、弟は西の国の司令官になってしまう。そしてついに両国の軍隊は母親の畑にも攻め入るのだが、賢い母親はジャガイモを使って戦争をやめさせる。戦争と平和について考える種をくれる作品。1982 年に出た『じゃがいもかあさん』の、版元と訳者をかえたカラー版。
原作:アメリカ/8歳から/母親 戦争 平和
(JBBY「おすすめ!世界の子どもの本 2019」より)