カテゴリー: おすすめのミュージック

TOTO BONA LOKUA

TOTO BONA LOKUA(トト ボナ ロクア)

アーティスト:Richard Bona, Lokua Kanza, Gerald Toto
レーベル:Sunny Side

 

 

 

リチャード・ボナはカメルーン出身(ベーシストとしても有名)、ロクア・カンザはザイール(コンゴ出身)、ジェラルド・トトは西インド系のフランス人(生まれたのは、マルティニクという説とパリという説があります)。

この3人はふだん別々に音楽活動をしているのですが、ここではユニットを組んで、一緒に歌ったり演奏したりハモったりしています。それぞれの母語で歌っている曲は、私には意味がわからないのですが、英語で歌っている曲もあります。

小鳥の声や口笛や子どもの声が入っていたりして、うっとうしい季節に聞くと、さわやかになれます。

この3人がLugano Jazz Festivalに出演したときの映像が、以下にあります。

 

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Rough Guide to African Lullabies

Rough Guide to African Lullabies
(アフリカの子守唄入門)

アーティスト:Various
レーベル:World Music Network

 

前に紹介したAfrican Lullabyは、アフリカ各地の伝統的に子守唄を取り上げていましたが、こちらは、アフリカ各地の多彩なミュージシャンや楽器を紹介するのがメインの目的で、夜聞くのにふさわしい落ち着いた曲を集めてあります。

1曲目は南アフリカの男性アカペラ・グループのレディスミス・ブラック・マンバーゾ、3曲目はベナンのアンジェリック・キジョー、4曲目はマリのグリオの家系でンゴニを弾くバセク・クヤテ、5曲目はマリの二人の巨匠、ギタリストのアリ・ファルカ・トゥーレとコラ奏者のトゥマニ・ジャバテ、15曲目は南アフリカのミリアム・マケバと有名なアーティストを入れています。

国で言うと、南アフリカ、コンゴ、ベナン、マリ、モザンビーク、カーボベルデ、ソマリア、エチオピア、ガーナ、ジンバブウェ、セネガル、ギニア、タンザニアとこちらも多様だし、聞ける楽器も、本来はグリオの楽器だったンゴニやコラ、ギター、シンセサイザー、セプレワ(古いガーナの弦楽器)、ンビラ(親指ピアノ)、バラフォンなど様々です。歌が入っている曲もあるし、楽器だけの曲もあります。

私は個人的には、African Lullabyの方が好きなのですが、こちらも夜などにボリュームをおさえて聞くと、なかなかいいのです。最後は、タンザニアの歌「マライカ」を南アフリカ出身のミリアム・マケバが歌っています。

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ミュージシャンたちの反アパルトヘイト

アフリカ子どもの本プロジェクトのメルマガに載せたものを、ここにも載せておきます。加筆してあります。

世界中でアパルトヘイトに反対する運動が盛り上がり、マンデラを釈放せよという要求が高まったとき、ミュージシャンたちもその運動に加わったり、率先して活動したりしていました。

今回調べてみると、ずいぶんいろいろな人たちが、反アパやマンデラについての曲を歌ったり演奏したりしていることがわかりました。そのいくつかをご紹介します。

アパルトヘイトに反対するミュージシャンたち:サン・シティ /  Artists United Against Apartheid : Sun City


「サン・シティ」とは、南アフリカにあった白人専用リゾートの通称で、南アにおけるアパルトヘイト(人種隔離政策)の象徴。そこでは、多くの有名ミュージシャンたち(クィーンやエルトン・ジョンなど)が多額の出演料にひかれてコンサートを行っていました。このアルバムは、そのサン・シティに象徴されるアパルトヘイトに抗議する世界中のアーティストたちによって制作された作品。マイルス・デイヴィス、リンゴ・スター、ボノ、ブルース・スプリングスティーン、ボブ・ディラン、ピーター・ガブリエル、ジミー・クリフ、ホール&オーツ、ルー・リード、ジャクソン・ブラウンほか合計49人・組のアーティストが参加し、「こんなリゾートでは演奏しないぞ」と歌って、当時大きなニュースとなりました。政治的に保守的なラジオ局などではオンエアされませんでしたが、ビルボードでは最高38位を記録しました。

スティービー・ワンダー:イッツ・ロング(アパルトヘイト)/ Stevie Wonder : It’s Wrong (Apartheid)


「アパルトヘイトは、奴隷制やホロコーストと同じように、間違っている」と歌っています。この動画ではスティーヴィーが日本人を持ちあげるコメントをしていますが、「ほんとにそうだといいんだけど」としか言いようがありませんね。

ユッスー・ンドゥール:ネルソン・マンデラ / Youssou N’dour:Nelson Mandela

ユッスーはセネガルの歌手で、この間まで大臣を務めていました。私はこのCD持ってますよ。(上のCDジャケットがそれ。ユッスーが若いですね)

ザ・スペシャルズ:ネルソン・マンデラを釈放しろ / The Specials: Free Nelson Mandela

ザ・スペシャルズは、イングランドの2トーンバンド。

ジョニー・クレッグ:アシンボナンガ / Jonny Clegg: Asimbonanga

ジョニー・クレッグは、イギリス生まれでローデシア(現ジンバブエ)やザンビア、南アで育ち、マンデラと同じウィトワーテルスランド大学に学んだ白人ミュージシャン。アパルトヘイトに反対していただけでなく、自分のバンドにも黒人と白人の両方がいました(それが危険だった時代にも)。アシンボナンガは、「彼(マンデラ)の姿を見ていない」という意味で、ロベン島に収監されていたマンデラのことを歌っています。
この動画では最後のほうに自由になったマンデラさんが出て来て、踊っています。

カシーフ:ボタボタ(反アパルトヘイトの歌)/ Kashif: Botha Botha (Anti-Apartheid Song)

カシーフは、アフリカ系アメリカ人。イスラム教に改宗してからマイケル・ジョーンズという名前をカシーフに変えました。
ボタは、人種差別政策撤廃を求める国際世論に対して、アパルトヘイトを死守しようとした南アフリカの首相(1978〜1984)、大統領(1984〜1989)

ヒュー・マセケラ:マンデラを返せ / Hugh Masekela : Bring Back Nelson Mandela

ヒュー・マセケラは、南ア出身のトランペット、フリューゲルホーン奏者、歌手。ミリアム・マケバと結婚していたこともある人です。

ピーター・ガブリエル:ビコ / Peter Gabriel: Biko

「黒人意識運動」を唱えてアパルトヘイトに反対し、1977年に拷問による脳挫傷で死去した南アフリカの活動家スティーヴ・ビコについて歌っています。ガブリエルは、ライヴで反アパルトヘイトを聴衆に訴え、この曲をアンコールの最後の曲としていつも歌っていました。

ヴーシー・マーラセラ:きみたちが帰ってくるとき / Vusi Mahlasela: When You Come Back

ヴーシー・マーラセーラは、南アフリカのミュージシャン。この歌は、1994年のマンデラの大統領就任式でも歌われ、2010年のFIFAワールドカップのテーマソングとしても使われました。「きみたち」は、南アを逃れて政治亡命した人々を指しているそうです。

ミリアム・マケバ+レディスミス・ブラック・マンバーゾ:コシ・シケレリ / Miriam Makeba & Ladysmith Black Mambazo: N’kosi Sikeleli

1987年ジンバブウェでの映像。後に新生南アフリカの国歌となるコシ・シケレリを歌っています。まだマケバも南アフリカに帰国することはできていません。ポール・サイモンやヒュー・マセケラの姿も。

<h2ミリアム・マケバ+ヒュー・マセケラ:ソウェトブルース / Miriam Makeba & Hugh Masekela: Soweto Blues

1976年のソウェト蜂起の時に警官に撃たれて亡くなったり逮捕されたりした子どもたちのことを歌っています。「子どもたちがたくさん死んでいるのに、ちょっとした騒ぎがあったとしか報道されない」と。マセケラが作った歌です。

◆ミリアム・マケバ:愛する人たちに / Miriam Makeba: To Those We Love (Nongqongqo)

アパルトヘイト体制をくつがえそうとして逮捕され牢獄にいるネルソン・マンデラやウォルター・シスルたちのことを思って歌っています。An Evening with Belafonte/Makebaというグラミー賞をとったアルバムの中に入っています。

ノムフシ&ザ・ラッキー・チャーム:ネルソン・マンデラ・ソング / Nomfusi & The Lucky Charm: Nelson Mandela Song

ノムフシは、ケープ州東部のタウンシップで生まれた新世代のミュージシャン。父親は21年間投獄され、サンゴマをしていた母親はメイドをしながらひとりでノムフシを育てました。


In the Heart of the Moon

In the Heart of the Moon(月の真ん中で)

ミュージシャン:Ali Farka Touré & Toumani Diabat(アリ・ファルカ・トゥーレ & トゥマニ・ジャバテ)
レーベル:World Circuit
(日本版はライス・レコード)

 

 

アリ・ファルカ・トゥーレ(1939-2006)はマリ北部の生まれの、ブルーズを演奏するギタリスト。トゥマニ・ジャバテ(1965-)は、コラ奏者で、マリ南部生まれの伝統的な家系のグリオ。この二人が、マリの首都バマコにあってニジェール川を見下ろすマンデ・ホテルの最上階で録音したアルバムです。北部の民族ソンガイ/プールの曲と、南部の民族バンバラの伝統曲などが入っています。リハーサルなし、編集もなしだそうで、流れるように演奏したままが録音されています。4曲目の「ニャフンケの市長さん」は、ちょうどニャフンケの市長に就任したアリを、グリオのトゥマニが賞賛している曲になっています(グリオはほめ歌を歌ったり演奏したりするのも仕事の一つ)。ちなみに市長になったアリは私財をつぎこんで、地域のインフラ整備に努めたそうです。

アリ・ファルカ・トゥーレはアメリカのブルーズに魅せられて欧米で活躍したミュージシャンですが、音楽で身を立てる前はタクシーの運転手や自動車の整備工もしていたとのこと。トゥマニ・ジャバテは5歳の時からコラ(ヒョウタンに動物の皮を張った21弦の楽器)を弾いていたそうですが、子どもの頃ラジオから流れてくるアリの曲を変わった音楽だなあと思いながら聞いていたと言っています。

このアルバムは2006年にグラミー賞を受賞しますが、アリはすでに亡くなっていて、授賞式に出席できたのはトゥマニだけでした。このアルバムの日本版はライス・レコードから出ています。

以下の動画には、当時の録音風景や2005年にブリュッセルで行ったコンサート風景などが入っています。

トゥマニ・ジャバテは、今年5月に息子のシディキ(トゥマニのお父さんと同じ名前なんですね)と新しいアルバムを出すのですが、そのプロモーションビデオがこちら。トゥマニは700年続くグリオの71代目だそうです。私と同じようにコラの音色が好きな方には、こちらもお薦め。


Sangoma

Sangoma_2Sangoma (サンゴマ)

アーティスト:Miriam Makeba (ミリアム・マケバ)
レーベル:Warner Bros.

 

 

「ママ・アフリカ」と呼ばれ、歌手としてだけでなく人権活動家としても活躍したミリアム・マケバのCDを、私はたくさん持っています。10代のときから76歳で亡くなるまでマケバは舞台に立っていたし、CDもたくさん残していて、その歌い方や歌声は、年齢や時期によって、少しずつ変わっています。若くして故郷の南アフリカから追放処分を受けたマケバは、イギリス、アメリカ、ジャマイカ、マリなど世界各地を転々として暮らすのですが、ようやく故郷の土を踏むことができたのは、1990年。30年以上たっていました。

たくさんあるCDの中で私がいちばん好きなのは、これ。最初に発売されたのが1988年なので、50代のマケバの歌声です。自分のルーツを思い出して、子どもの時に聞いた歌や、村でみんなが歌っていた伝統的な歌を吹き込んでいます。楽器はほとんど入っていないアカペラで、女声コーラスがバックを務めています。

「サンゴマ」というのは、南アフリカの呪術医のことです。マケバのお母さんはある日、足にバイキンが入ったのか腫れ上がってしまい、どんな治療法でも治すことができなくなります。西洋医学のお医者さんでは埒があかないので、伝統的なお医者さんのところへ行きます。すると、「アマドロジがついているから、修行をして力をつけないと、その霊にのっとられてしまう」と怖いことを言われます。アマドロジというのはアフリカにたくさんいる霊の一つで、この霊にとりつかれると、サンゴマになるしかないのです。結局お母さんは苦しい修行(山伏の修行のようなものでしょうか)の末サンゴマになって、祖先の霊をよびよせたり、人々の病を治したりするようになります。マケバの娘のボンギにも、その力の一部が遺伝していたらしいのですが、ボンギは修行をする機会がなかったので、そのせいもあるのか、心の病にかかって亡くなっています。

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マジック・リアリズムという言葉は、南米の文学の特徴を説明するときによく登場しますが、アフリカの人が書いたものを読むと、普通のリアルな日常生活の中に不思議なことがいっぱい出てきます。マケバ自身も、お母さんから譲り受けた衣装を着て舞台に立ったときは、その時に起こったことをいつも何ひとつおぼえていない、と語っていますが、そんなこともマジック・リアリズムの一つでは?

マケバの自伝『わたしは歌う』(ミリアム・マケバの話したことをジェームズ・ホールが聞き書きしています。さくまゆみこ訳 福音館書店)は、もう版元品切れですが、興味のある方は古書店や図書館で探してみてください。

http://www.amazon.co.jp/Sangoma-Miriam-Makeba/dp/B009YRVSQA/ref=sr_1_1?s=music&ie=UTF8&qid=1393392069&sr=1-1&keywords=sangoma


Acoustic Africa

Accoustic_africaAcoustic Africa (アコースティックなアフリカ)

アーティスト:various
レーベル:Putumayo World Music

 

 

現代のアフリカ音楽を知ろうと思ったら、これがお薦めの一枚です。セネガル、ギニア・ビサウ、マダガスカル、ベナン、南アフリカ、コンゴ、マリ、コートジボワールなどアフリカ各地出身でいまワールド・ミュージックの舞台で活躍しているミュージシャンたちが登場しています。

アンジェリク・キジョー、ジェリマディ・トゥンカラ、ハビブ・コイテ、ヴシ・マラセーラといった大御所も入っていますが、それほど有名ではない人も入っています。それにPutumayoのプロデュースなので、信頼できます。

1曲目の「ソーリ」(移民)を歌っているジョガルは、セネガルの小さな漁村に生まれたミュージシャンで、今はパリに住んでいます。異国で暮らすアフリカ人がルーツや祖先の価値を思い出しているという内容です。

2曲目の「ミンジェー・ドス・メル」を歌っているエネイダ・マルタは、ギニア・ビサウの歌手で、歌のバックには水カラバッシュ(水桶に大きなヒョウタンをうかべてたたく伝統的な楽器)、コラ、ハープが入っています。女たちに平等を実現しようとよびかける歌です。

3曲目の「ミサフータカ・ニァカマ」を歌っているラジェリーは、マダガスカルのミュージシャンで、赤ちゃんのとき右手を失っていますが、それを感じさせないヴァリハ(竹でできた筒型の弦楽器。弦は自転車のブレーキの針金でつくるそうです)の名手です。庶民の日々の苦労をうたっています。

今は中古でしか手に入らないようです。


African Lullaby

African_lullabyAfrican Lullaby (アフリカの子守唄)

アーティスト:various
レーベル:Ellipsis Arts

 

 

南アフリカ、ナイジェリア、マリ、ザンビア、ケニア、セネガル、ウガンダ、ギニア、コートジボワール、ジンバブエなどに伝わる子守唄を集めたものです。聞いていて、とにかく心地よいです。唄が中心で、ドラム、コラ、カリンバ、ギターなどによるシンプルな伴奏がついています。

子守唄はアフリカでも親子のつながりを強めるのに大きな役割を果たしていて、お母さんはよく子どもをおぶって家事をしたり畑で働いたりするときに子守唄をうたっています。子どもたちは日常生活の一部としてこうしたうたやリズムを体にしみこませながら成長していきます。

アフリカの子守唄にはいろいろな種類があります。「おやすみ、かわいい子。わたしはここにいて、ちゃんと見守っているからね。だから心配しないでぐっすりおやすみ」という内容のものが多いのですが、中には昔話を語っているものも。ナイジェリアの「オルロンビ」はその一つで、月の光の唄ですが、ちょっと悲しい。子どものない女の人が樹木の女神イコロに子どもを授けてほしいと願い、イコロはその願いを聞き届けますが、その後赤ちゃんを取り上げてしまいます。全能の神オロドゥマレ以外に、そういう願いをしてはいけなかったというのです。

子どもにモラルや責任を教える唄もあります。ザンビアの「マヨ・パパ」は、子どもが小さいときは親が何から何まで世話をしてくれるけれど、一人前になった暁には、子どもが親の世話をするのですよ、と教えています。

アフリカの子守唄には食べ物もよく出てきます。ウガンダ出身で孤児を助けるための活動もしているサミテが自分の娘ルルテのために作った子守唄「ウェバケ」には、オレンジ、グァバ、マンゴー、パッションフルーツなどが登場しています。

またジンバブエのステラ・ランビサイ・チウェシェがうたう「チシゾ」のように、子守唄の形を借りながら、仕事を探しに子どもを置いて遠くの町に行ってしまった夫を思う内容のものもあります。

そしてアフリカの子守唄は、お母さんだけがうたうものではありません。お父さんも、おじいさん、おばあさんも、ほかの親族もうたいます。このCDにも男の人がうたっているものがたくさん入っています。

1曲目は、南アフリカの「ツラ・ムトゥワナ」で、レディスミス・ブラック・マンバーゾがズールー語で歌っています。レディスミス・ブラック・マンバーゾはおじさんたちのアカペラグループで、ポール・サイモンのグレースランドやマンデラの大統領就任式でもうたっています。私は大好きなグループで、グラミー賞も受賞し、財団(Ladysmith Black Mambazo Foundationもつくって、南アフリカの子供たちに、彼らの伝統文化と音楽を教えています。


Heart of the Forest

Heart_of_the_forestHeart of the Forest :The Music of the Baka Forest People of Southeast Cameroon
(森の奥で:カメルーン東南部の森に暮らすバカ人の音楽)

アーティスト:森に住む人たち
レーベル:Hannibal

 

カメルーン南部の熱帯雨林に暮らす小柄なバカ人の音楽です。手作り楽器を演奏しながらポリフォニーの歌声が響きます。虫の声や川の音や木のそよぎなどがバックに入っています。熱帯雨林にいるような気分になれます。

この人たちの音楽には
(1)楽しみのための音楽・・・朝、女性や子どもが川で水浴びをするとき、水を太鼓のようにたたくいたり、子どもが遊びながら歌ったりするもの。
(2)倫理的・精神的な教育のための音楽・・・コンバと呼ばれる神様からの教えを伝えるもの。
(3)儀式で使われる音楽・・・守護霊と交信したり、森の守護を願ったり、共同体の結びつきを強めるためのもの。
と3種類あるそうです。

ヨーデルのような声は、精霊の世界や亡くなった親族と交信したりするのに使われるそうです。

http://www.bakabeyond.net/album_hotf.html
http://www.cduniverse.com/search/xx/music/pid/1006239/a/heart+of+the+forest.htm

水太鼓の動画はこちら。

西欧の影響が少し入ってくると、こうなるのかな?

男の人が葉っぱを持って、踊っている女の人のお尻をあおるようにするのが面白いですけど。