カーソン・エリス/作 アーサー・ビナード/訳
フレーベル館
2017
『なずずこのっぺ?』(絵本)をおすすめします。
春になって地面から顔を出した小さな緑の芽が、ずんずん伸びて、花を咲かせ、しおれ、枯れてなくなる、という四季の移り変わりにあわせて、さまざまな虫たちや自然のドラマが展開していく。絵を細かく見ていくと、季節の変化にしろ虫たちのやりとりにしろ、さまざまな発見があって楽しい。「昆虫語」の言葉は、声に出してみると、不思議なリズムがあってとても愉快。ひとつひとつの言葉の意味を考えてみるのもおもしろいし、絵も美しい。
原作:イギリス/3歳から/昆虫 四季 自然 ふしぎ
(JBBY「おすすめ!世界の子どもの本 2018」より)