カテゴリー: 読書会記録

2001年03月 テーマ:兄弟の死

日付 2001年3月28日
参加者 愁童、ブラックペッパー、すあま、もぷしー、スズキ、
ねむりねずみ、チョイ、オカリナ、トチ、ウェンディ、紙魚
テーマ 兄弟の死

読んだ本:

レルン『すいがらとバラと』
『すいがらとバラと』
原題:BLAND FIMPAR OCH ROSOR(スウェーデン)
ヴィヴェッカ・レルン/作 イェシカ・パルムグレン/画 菱木晃子/訳
偕成社
1997.05

<版元語録>弟が死んだ。もう一緒に海へは行けないけど、いろいろなことを思い出す。1年前10歳でなくなった弟ジミーのことを、16歳になった姉が穏やかに語り、大切な家族を失った悲しみと弟への愛を表す。
モーリス・グライツマン『はいけい女王様、弟を助けてください』
『はいけい女王様、弟を助けてください』
原題:TWO WEEKS WITH THE QUEEN by Morris Gleitzman, 1989(オーストラリア)
モーリス・グライツマン/作 唐沢則幸/訳 横山ふさ子/絵
徳間書店
1998.03

<版元語録>弟のルークの病気はもう治らないと聞かされたコリン。世界一の名医を求めてコリンはイギリスの女王様に手紙を書く。不治の病の弟のために名医を探す男の子の姿をユーモアたっぷりに描いた、感動的な物語。
いしいしんじ『ぶらんこ乗り』
『ぶらんこ乗り』
いしいしんじ/作 荒井良二/絵
理論社
2001.02

<版元語録>ぶらんこが上手で、うまく指を鳴らす男の子。声が出せず、動物とは話のできる偏屈もの。作り話の得意な悪ふざけの天才。もうここにはいない私の弟-。絶望の果てのピュアな世界を描き出した物語。

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2001年02月 テーマ:10代の心

日付 2001年2月20日
参加者 愁童、アサギ、ウォンバット、オカリナ、トチ、
ねむりねずみ、ウエンディ、ペガサス、チョイ、紙魚
テーマ 10代の心

読んだ本:

コルビー・ロドースキー『ルーム・ルーム』
『ルーム・ルーム』
原題:THE TURNABOUT SHOP by Colby Rodowsky, 1998(アメリカ)
コルビー・ロドースキー/作 金原瑞人/訳
金の星社
2000.12

<版元語録>母を亡くしたリビィは、母の友人ジェシーに引きとられる。明るくておしゃれだった母と違い、見るからに地味で常識的な彼女とは気が合いそうもない。しかし、さまざまな出来事の中で、やがて心を通い合わせてゆく。
イリーナ・コルシュノウ『だれが君を殺したのか』
『だれが君を殺したのか』
原題:DIE SACHE MIT CHRISTOPH by Irina Korschunow 1978(ドイツ)
イリーナ・コルシュノウ/作 上田真而子/訳
岩波書店
1983.05

<版元語録>君の死んだ日、ぼくは警察によばれた、ただ一人の目撃者として。あれは事故だったのか、それとも自殺か。みなぼくに問いただそうとした。だけど本当のことは、わからない。ぼくは、君の死の真の意味をさぐろうと思う。
斉藤洋『サマー・オブ・パールズ』
『サマー・オブ・パールズ』
斉藤洋/作
講談社
1990.08

<版元語録>中学2年の進は、好きな女の子の誕生日プレゼントを買うために、ひと夏でお金が必要だった。夏期講習でいっしょになったクラスメートの直美がすこし気になってもいる。ふとしたはずみで、おじさんからお金を借りて株を買った進だが…。株とプレゼントと揺れる心の行方は。

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2001年01月 テーマ:姉妹

 

日付 2001年1月25日
参加者 愁童、アサギ、オイラ、ブラックペッパー、オカリナ、
スズキ、ウェンディ、ペガサス、裕、トチ、ねねこ、
紙魚
テーマ 姉妹

読んだ本:

安東みきえ『天のシーソー』
『天のシーソー』
安東みきえ/著
理論社
2000.06

<版元語録>なんの約束もなしにこの世に生まれたことが、たよりなくてしかたがないときがある。―大人と子供のはざまの時間。不安と幸福が隣り合わせだった。大人と子供のはざまの時間を切りとる安東みきえ待望の単行本。
カニグズバーグ『ジョコンダ夫人の肖像』
『ジョコンダ夫人の肖像』
原題:THE SECOND MRS. GIACONDA by E.L. Konigsburg, 1975(アメリカ)
E.L.カニグズバーグ/作 松永ふみ子/訳
岩波書店
1975.12

<版元語録>永遠の謎を秘めた名画「モナ・リザ」。レオナルド・ダ・ヴィンチは、なぜ、フィレンツェの名もなき商人の妻ジョコンダ夫人の肖像を描いたのだろうか。
パンテレーエフ『ベーロチカとタマーロチカのおはなし』
『ベーロチカとタマーロチカのおはなし』
原題:Belochka i Tamarochka by L. Panteleev, (ロシア)
L.パンテレーエフ/作 内田莉莎子/訳
福音館書店
1996.03

<版元語録>いたずら好きの女の子のベーロチカとタマーロチカは、おかあさんの言うことをちっともききません。騒動を起こしては、おかあさんを困らせてばかり。ロシアの楽しい幼年童話です。

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2000年12月 テーマ:少女の成長物語(その2 日本&ドイツ編)

日付 2000年12月21日
参加者 ウンポコ、愁童、ねねこ、ウォンバット、ひるね、
ねむりねずみ、紙魚、ウェンディ、裕、アサギ、
モモンガ、ジョー
テーマ 少女の成長物語(その2 日本&ドイツ編)

読んだ本:

魚住直子『象のダンス』
『象のダンス』
魚住直子/著
講談社
2000.10

<版元語録>わが子に無関心な「仕事ニンゲン」の両親のもとで、幼い頃から自立を強いられ、心の危機を抱えて15歳になったミスミ。ある日、町はずれの崖の上で、かりっとした果実のような黒い瞳をもつ、タイの少女チュアンチャイに出会った―。『非・バランス』『超・ハーモニー』に続く、3年ぶり、待望の新作。
ルイーゼ・リンザー『波紋』
『波紋』
ルイーゼ・リンザー/著 上田真而子/訳 赤木範陸/画
岩波少年文庫
2000.06

<版元語録>谷間の僧院に移ってきた少女は、僧院の静寂のなかで生きる人々と、自然とともに生きる人々の双方から、数え切れない思い出をもらう。鋭い感性ゆえ、愛することも憎むことも一際激しい少女の青春の記録。

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2000年11月 テーマ:少女の成長物語(その1)

日付 2000年11月9日
参加者 ウンポコ、ウォンバット、すあま、オカリナ、アサギ、モモンガ
テーマ 少女の成長物語(その1)

読んだ本:

カレン・クシュマン『金鉱町のルーシー』
『金鉱町のルーシー』
原題:THE BALLAD OF LUCY WHIPPLE by Karen Cushman, 1996(アメリカ)
カレン・クシュマン/著 柳井薫/訳
あすなろ書房
2000.06

<版元語録>ゴールドラッシュに湧く金鉱町へやって来たウィップル一家。金脈を掘り当てようと血眼の男たち、彼らの下宿で賄いの仕事をする母、家事・狩り・パイ売りに奮闘するルーシー。厳しい自然を相手に悪戦苦闘する人々の物語。
シャロン・クリーチ『赤い鳥を追って』
『赤い鳥を追って』
原題:CHASING REDBIRD by Sharon Creech, 1997(アメリカ)
シャロン・クリーチ/作 もきかずこ/訳 
講談社
1997.11

<版元語録>13歳のジニーは、大家族のなかで自己主張をしない、影の薄い少女だった。ある日、農場のはずれに、昔開拓者たちが通ったトレイルの跡を見つけたジニーは、たった一人でトレイルの復活に取り組む。自分の存在意義を求めて。

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2000年10月 テーマ:ふしぎなお話

日付 2000年10月26日
参加者 ウンポコ、愁童、ウォンバット、ひるね、オカリナ、
ねむりねずみ、モモンガ
テーマ ふしぎなお話

読んだ本:

フィリップ・プルマン『神秘の短剣』
『神秘の短剣』 (ライラの冒険シリーズ2)

原題:THE SUBTLE KNIFE by Philip Pullman, 1997(イギリス)
フィリップ・プルマン/著 大久保寛/訳
新潮社
2000.04

<版元語録>オーロラの中に現われた「もうひとつの世界」に渡ったライラは、“スペクター”と呼ばれる化け物に襲われ、大人のいなくなった街で、別の世界からやって来た少年ウィルと出会う。父親を探しているウィルはこの街で、不思議な力を持つ“短剣”の守り手となる。空間を切りさき別世界への扉を開くことのできるこの短剣を手に入れた少年と、羅針盤を持つライラに課せられた使命とは…。気球乗りのリーや魔女たち、そして天使までも巻き込んで、物語はさらに大きく広がっていく―。世界中で大ベストセラー、カーネギー賞受賞の壮大で胸躍る冒険ファンタジーの傑作。
エミリー・ロッダ『ローワンと魔法の地図』さくまゆみこ訳
『ローワンと魔法の地図』 (リンの谷のローワン1)

原題:ROWAN OF RIN by Emily Rodda, 1993(オーストラリア)
エミリー・ロッダ/著 さくまゆみこ/訳 佐竹美保/絵
あすなろ書房
2000.08

<版元語録>リンの村を流れる川が、かれてしまった。このままでは家畜のバクシャーもみんなも、生きてはいけない。水をとりもどすために、竜が住むといわれる山の頂きめざして、腕じまんの者たちが旅立った。たよりになるのは、魔法をかけられた地図だけ。クモの扉、底なし沼、そして恐ろしい竜との対決…。謎めいた6行の詞を解きあかさなければ、みんなの命が危ない。 *オーストラリア児童文学賞
富安陽子『空へつづく神話』
『空へつづく神話』
富安陽子/作 広瀬弦/絵
偕成社
2000.06

<版元語録>理子にとって神様は、いつも気まぐれで不公平で、えこひいきばかりする、ろくでもないやつです。でも、ふとしたことから記憶を無くしたへんてこな神様と知り合うことになって…。神様を助ける女の子の楽しい物語。
坂東真砂子『クリーニング屋のお月さま』
『クリーニング屋のお月さま』
坂東真砂子/作 大沢幸子/絵
理論社
1987.10

<版元語録>「あれえ!」みちのまんなかで、お月さまにであっちゃった。お月さま、なんでこんなところにいるのかなあ。

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2000年09月 テーマ:民族と戦争について考える

日付 2000年9月21日
参加者 ウンポコ、愁童、ウォンバット、ひるね、オカリナ、
ねむりねずみ、裕、モモンガ
テーマ 民族と戦争について考える

読んだ本:

エルス・ペルフロム『第八森の子どもたち』
『第八森の子どもたち』
原題:DE KINDEREN VAN HET ACHTSTE WOUD by Els Pelgrom(オランダ)
エルス・ペルフロム/作 ペーター・ファン・ストラーテン/絵 野坂悦子/訳
福音館書店(福音館文庫も)
2000.04

<版元語録>第二次大戦末期のオランダ。ドイツ軍に町を追われた十一歳の少女ノーチェは父親とともに、人里離れた農家にたどり着く。はじめて体験する農家での暮らしに喜びを見いだすノーチェだったが、その平穏な日常を戦争の影が静かに覆っていく。農家のおかみさん、その息子エバート、脱走兵、森に隠れるユダヤ人一家。戦争の冬を懸命に生きる人々の喜びや悲しみが、少女の目を通して細やかにつづられる。オランダの「金の石筆賞」を受賞。
ガリラ・ロンフェデル・アミット『心の国境をこえて』
『心の国境をこえて〜アラブの少女ナディア』
原題:NADIA by Galilah Ron-Feder-Amit (イスラエル)
ガリラ・ロンフェデル・アミット/作 母袋夏生/訳 高田勲/絵
さ・え・ら書房
1999.04

<版元語録>医者になって、地域医療につくしたい。それが、ナディアの夢だった。そのためにナディアはのどかなアラブ村を出て、ユダヤ人の寄宿学校に入学する。「自分がアラブ人だってことを恥に思っちゃいかんぞ」という、父さんのことばを胸に。民族による考え方のちがいにとまどい、よそ者意識とたたかいながら、一歩一歩、ナディアは夢の実現にむかっていく。だが、その夢がくずれそうな瞬間がおとずれる…。
八百板洋子『ソフィアの白いばら』
『ソフィアの白いばら』
八百板洋子/著
福音館書店
1999.06

<版元語録>1970年、ソフィアの留学生宿舎に集まった世界各国の若者たちの出会いと別れ。激動する時代の波に翻弄され、傷つきながらも精一杯生きる青春群像をみずみずしく描く。愛と涙のブルガリア留学記。 *産経児童出版文化賞 エッセイストクラブ賞
野添憲治『花岡一九四五年・夏』
『花岡1945年夏〜強制連行された耿諄の記録』
野添賢治/著 貝原浩/絵
パロル舎
2000.06

<版元語録>太平洋戦争も終わろうとする1944年、耿諄は三百人近い中国人たちと日本へ強制連行され、花岡鉱山で過酷な労働を強いられた。虐待と暴行ににたまりかね蜂起した花岡事件の指導者・耿諄の生の軌跡。

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2000年07月 テーマ:文学を読もう

日付 2000年7月18日
参加者 ウンポコ、愁童、カーコ、ねねこ、ウォンバット、
ひるね、オカリナ、流、裕、H、ウーテ、モモンガ
テーマ 文学を読もう

読んだ本:

ベルンハルト・シュリンク『朗読者』
『朗読者』
原題:DER VORLESER by Bernhard Schlink,1995(ドイツ)
ベルンハルト・シュリンク/著 松永美穂/訳
新潮社
2000.04

<版元語録>学校の帰りに気分が悪くなった15歳のミヒャエルは、母親のような年の女性ハンナに介抱してもらい、それがきっかけで恋に落ちる。そして彼女の求めに応じて本を朗読して聞かせるようになる。ところがある日、一言の説明もなしに彼女は突然、失踪してしまう。彼女が隠していたいまわしい秘密とは何だったのか…。数々の賛辞に迎えられて、ドイツでの刊行後5年間で、20以上の言語に翻訳され、アメリカでは200万部を超える大ベストセラーになった傑作。
ドナ・ジョー・ナポリ『逃れの森の魔女』
『逃れの森の魔女』
原題:THE MAGIC CIRCLE by Donna Jo Napoli, 1993(アメリカ)
ドナ・ジョー・ナポリ/著 金原瑞人・久慈美貴/訳
青山出版社
2000.02

<版元語録>なぜ魔女は、暗い森の中にお菓子の家を建て、いともたやすく、グレーテルに殺されてしまったのか。お菓子の家に隠された、美しくも哀しい秘密。グリム童話「ヘンゼルとグレーテル」の魔女を主人公に、その生涯を描いた悲劇。
吉岡忍『月のナイフ』
『月のナイフ』
吉岡忍/著
理論社
1999.09

<版元語録>「ぼうず、今度は一人でこいよ。一人ずつだ」 少年と少女の夢想にしのびよる世の中の影。子どもたちの現実に響きわたる死者たちの声。世界への視線から生まれた九つの連環小説集。
フランチェスカ・リア・ブロック『“少女神”第9号』
『“少女神”第9号』
原題:GIRL GODDESS #9 by Francesca Lia Block, 1996(アメリカ)
フランチェスカ・リア・ブロック/著 金原瑞人/訳
理論社
2000.01

<版元語録>ポップで、リアルで、ファンタスティックなスタイルで、今の若者の姿を描き出す、アメリカ・ヤングアダルト小説の第一人者ブロックの短編集。すべての少女に捧げる、現代版「ナイン・ストーリーズ」。

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2000年06月 テーマ:主人公は15歳

日付 2000年6月22日
参加者 愁童、ウォンバット、ねねこ、ひるね、オカリナ、
流、N、モモンガ、裕
テーマ 主人公は15歳

読んだ本:

バーバラ・ワースパ『クレージー・バニラ』
『クレージー・バニラ』
原題:CRAZY VANILLA by Barbara Wersba, 1986(アメリカ)
バーバラ・ワースバ/作 斉藤健一/訳
徳間書店
1994.11

<版元語録>家族とも心が通わず、友だちもいない、孤独な14歳の少年タイラー。野鳥の写真を撮ることだけを救いにする毎日だったが、恵まれない境遇にもめげずに大きな夢を着実に追う少女ミッツィに出会ってから、タイラーは変わっていった…。ロングアイランドの大自然を背景に、思春期の少年の揺れ動く心とそのきらめきを見事にすくい取った感動的な小説。
長崎夏海『トゥインクル』
『トゥインクル』
長崎夏海/著 杉田比呂美/画
小峰書店
1999.06

<版元語録>ひょんなことから知り合いになった、澄人と幼稚園児の美月。母子家庭に育った澄人は、同じ境遇の美月の心に自分と同じ心のすき間があることに気付く…。揺れ動く少年、少女の心を綴った6つの短編を収録。 *日本児童文学者協会協会賞
藤野千夜『少年と少女のポルカ』
『少年と少女のポルカ』
藤野千夜/著
ベネッセコーポレーション(講談社文庫も)
1999.03

<版元語録>オトコが好きな男、オンナになろうとする男、電車に乗れない女の子の物語。ナニカが過剰だとも欠乏しているともいえる20世紀末の高校生の心のうちを描く、トランスセクシュアルな作家のデビュー作。第14回「海燕」新人文学賞受賞作「午後の時間割」を併録。
陳丹燕『一人っ子たちのつぶやき』
『一人っ子たちのつぶやき』
原題:(中国)
陳丹燕/著 中由美子/訳
てらいんく
1999.05

<版元語録>2003年に中国は、なぜ一人っ子政策をやめるのか。孤独な小さな手が古い国をゆすぶったから? 日本とそっくりな少子化の道。「透明なわたし」と嘆く声。しかし、なお前向きに未来をつかもうとする一人っ子たち。中国、ドイツで異例のベストセラー。

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2000年05月 テーマ:家出

日付 2000年5月18日
参加者 ウンポコ、愁童、ねねこ、ウォンバット、ひるね、
オカリナ、ウーテ、モモンガ
テーマ 家出

読んだ本:

メルヴィン・バージェス『ダンデライオン』
『ダンデライオン』
原題:JUNK by Melvin Burgess, 1996(イギリス)
メルヴィン・バージェス/著 池田真紀子/訳
東京創元社
2000.02

<版元語録>見知らぬ都会へ家出してきた十四歳の少年と少女はアナーキストを名乗る青年たちに拾われストリートの知恵を学びながら、占拠された空家で暮らすことに。時あたかもパンク時代。見るものすべてが新しい―だがドラッグの陥穽が二人を待っていた。繊細な筆致と冷静な人間観察が描き出す、悲しい青春のかたち。全英の話題をさらった、衝撃の物語。カーネギー賞・ガーディアン賞受賞作。
カニグズバーグ『クローディアの秘密』
『クローディアの秘密』
原題:FROM THE MIXED-UP FILES OF MRS.BASIL E.FRANKWEILER by E.L.Konigsburg 1967(アメリカ)
E.L.カニグズバーグ/作 松永ふみ子/訳 
岩波書店(岩波少年文庫2077)
1969.10

<版元語録>少女クローディアは,弟をさそって家出をします.ゆくさきはニューヨークのメトロポリタン美術館.2人は,ミケランジェロ作とされる天使の像にひきつけられ,その謎を解こうとします.
ヘルトリング『テオの家出』
『テオの家出』
原題:THEO HAUT AB by Peter Hartling 1977(ドイツ)
ペーター・ヘルトリング/作 平野卿子/訳 浜田洋子/絵
文研出版
1990.09

<版元語録>「どうしたんです、テオ?どこかぐあいでも悪いんですか?」「別に。」テオの声はすこしふるえた。先生は、ぼくのようすがおかしいのに気がついたんだ。なのに、お父さんたちときたら…。終業のベルがなった。さあ! 行くぞ!校庭でひと息ついてから、テオは表通りへでていった。すべてはこれからはじまる!
柏葉幸子『ざしきわらし一郎太の修学旅行』
『ざしきわらし一郎太の修学旅行』
柏葉幸子/作 岡本順/絵
あかね書房
1999.06

*課題図書 <版元語録>「オラ、ざしきわらしだ。」その子は、まじめな顔でうなずきます。「ほんとかよ?」。家出をしてきた資と、修学旅行に出されたざしきわらしの一郎太に、ふしぎな友情が生まれます…。空想のつばさで、たのしい読み物の世界へ。

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2000年04月 テーマ:小学校中学年向きの本を読む

 

日付 2000年4月20日
参加者 ウンポコ、愁童、ねねこ、ウォンバット、ひるね、
オカリナ、モモンガ
テーマ 小学校中学年向きの本を読む

読んだ本:

ジェニー・ニモ『魔女からの贈り物』
『魔女からの贈り物』
原題:THE WITCHE'S TEARS by Jenny Nimmo, 1996(イギリス)
ジェニー・ニモ/作 ポール・ハワード/絵 佐藤見果夢/訳
評論社
2000.02

<版元語録>吹雪のあれくるう夜、貧しいテオの家に黒ずくめの不気味なおばあさんがやってきた。その時から、なんだか妙なことばかりおこるような気がして…。魔女が流した涙は水晶に変わる―?!魔女と幸運の黒ネコとテオ一家の吹雪の夜のすてきなファンタジー。
松居スーザン『冬のおはなし』
『冬のおはなし』
松居スーザン/作 山内ふじ江/絵
ポプラ社
2000.01

<版元語録>光と影のもよう、風と雪と赤い木の芽、それからたくさんの小さな足あとが、みんな、冬のお話をそっと語ってくれます。ゆかいなお話や、ちょっと悲しいお話や、胸をときめかせるようなお話。松居スーザンが歌いかなでる森の童話集10作。
ジャクリーン・ウィルソン『バイバイわたしのおうち』
『バイバイわたしのおうち』
原題:THE SUITCASE KID by Jacqueline Wilson, 1992(イギリス)
ジャクリーン・ウィルソン/著 小竹由美子/訳 ニック・シャラット/絵 
偕成社
2000.03

<版元語録>お母さんとお父さんが別れることになったとき、二人は、わたしをどうしたらいいかわからなかった。わたしは、お母さんの家とお父さんの家を一週間ごとにいったりきたりすることになった。もういちど、お母さんとお父さんの三人でくらせる日を夢みながら―。親の離婚と再婚で失った“自分の家”を求めつづける少女の物語。イギリスの子どもたちが審査員になって選ぶ「チルドレンズ・ブック賞」受賞作。
はやみねかおる『徳利長屋の怪』
『徳利長屋の怪〜名探偵夢水清志郎事件ノート外伝』
はやみねかおる/著 村田四郎/絵 
講談社青い鳥文庫
1999.11

<版元語録>花見客の見守るなかで予告どおりに盗みを成功させた怪盗九印の正体をつきとめ、れーちの話の謎をあっさり解いた清志郎左右衛門が、幕府軍と新政府軍の戦から江戸を守るために、すごいことを考えた。江戸城を消す…。そんなことができるのだろうか。勝海舟や西郷隆盛を相手に名探偵の頭脳がさえる。名探偵夢水清志郎事件ノート外伝・大江戸編下巻、はじまりはじまり。面白すぎる。
土橋悦子作 長新太絵『ぬい針だんなとまち針おくさん』
『ぬい針だんなとまち針おくさん』
土橋悦子/作 長新太/絵
福音館書店
1999.06

版元語録:小さな針箱に住む針の夫婦の物語。テーブルから落ちたぬい針だんなを探しに,まち針おくさんは果敢に家をでます。愉快な絵童話。

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2000年03月 テーマ:このごろ気になる本

日付 2000年3月23日
参加者 愁童、ねねこ、ウォンバット、ひるね、オカリナ
テーマ このごろ気になる本

読んだ本:

シンシア・ライラント『人魚の島で』
『人魚の島で』
原題:THE ISLANDER by Cynthia Reliant, 1999(アメリカ)
シンシア・ライラント/作 竹下文子/訳 ささめやゆき/絵
偕成社
1999.07

<版元語録>ぼくが人魚に会ったのは子どものときだ。浜べでひろった人魚のくしを手に待っていると、人魚はすぐそこまで近づいてきて、ぼくの名を呼んだ。「ダニエル。」島に暮らす孤独な少年は、人魚からもらった古い小さな鍵に守られて、大人になっていく。ニューベリー賞作家がおくる海の物語。
高楼方子『十一月の扉』
『十一月の扉』
高楼方子/作 
リブリオ出版
1999.09

<版元語録>北の街。季節は十一月。「十一月荘」で暮らし始めた爽子の二か月間を、「十一月荘」を取り巻く人々とのふれあいと、淡い恋を通して丹念に描くビルドゥングスロマン。一冊の魅力的なノートを手に入れた爽子は、その日々のなかで、「十一月荘」の人々に想を得た、『ドードー森の物語』を書き上げる。物語のなかのもう一つの物語―。それらの響きあいのなかで展開する、豊かな日常の世界。高楼方子長編読み物第三弾。小学校高学年から大人まで。 *産経児童出版文化賞フジテレビ賞
ロジャー・J・グリーン『スロットルペニー殺人事件』
『スロットルペニー殺人事件』
原題:THE THROTTLEPENNY MURDER by Roger J. Green, 1989(イギリス)
ロジャー・J.グリーン/著 宮下嶺夫/訳
評論社
1998.03

<版元語録>1885年のイギリス、雇主を殺した罪で13歳の少女ジェニーは死刑を宣告される。同級生の少年への愛だけを支えにした彼女は、有罪なのか。死刑の恐怖、罪の意味とは何かを問いかける、力強い物語。
阿川佐和子『ウメ子』
『ウメ子』
阿川佐和子/著
小学館
1999.01

*坪田譲治賞 <版元語録>彼女は変わっている、普通の子とちょっと違う。初めて会った日からそう思っていた。そんなウメ子の強烈な個性に惹かれていく、わたし…。少女のさわやかな友情と冒険をノスタルジックに描く。著者が自らの幼年時代の想いを重ねて綴る、初の小説。

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2000年02月 テーマ:話題の超大作ファンタジー2作+α

日付 2000年2月24日
参加者 愁童、ねねこ、ウォンバット、ひるね、オカリナ、裕、
モモンガ、パブロ
テーマ 話題の超大作ファンタジー2作+α

読んだ本:

ローリング『ハリー・ポッターと賢者の石』
『ハリー・ポッターと賢者の石』
原題:HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE by J.K. Rowling, 1997(イギリス)
J.K.ローリング/著 松岡佑子/訳 ダン・シュレンジャー/絵
静山社
1999.12

<版元語録>9と3/4番線から魔法学校行きの汽車がでる。ハリーをまちうけていたのは夢と冒険,友情,そして生い立ちをめぐるミステリー。
フィリップ・プルマン『黄金の羅針盤』
『黄金の羅針盤』 ライラの冒険シリーズ1

原題:GOLDEN COMPASS by Philip Pullman, 1996(イギリス)
フィリップ・プルマン/著 大久保寛/訳 エリック・ローマン/絵
新潮社
1999.11

<版元語録>両親を事故で亡くし、オックスフォード大学寮に暮らすライラは、明るく活発な少女。連れ去られた友だちと、監禁されてしまった北極探検家のおじを救うべく、ライラは黄金の羅針盤をもって北極に旅立つ…。カーネギー賞受賞作。 *ガーディアン賞も受賞
ジョアン・マニュエル・ジズベルト『イスカンダルと伝説の庭園』
『イスカンダルと伝説の庭園』
原題:El arquitecto y el emperador de Arabia by Joan Manuel Gisbert(スペイン)
ジョアン・マヌエル・ジズベルト/著 アルベルト・ウルディアレス/挿絵 宇野和美/訳
徳間書店
1999.12

<版元語録>「贅の限りを尽くし、この世の美の粋を集めた庭をつくってほしい」という王の依頼を受けた、天才建築師イスカンダル。しかし、力のすべてをそそぎこんだ庭園が完成したとき、王とイスカンダルの間に起こったことは…? 権力では縛ることのできない魂の自由と想像力の素晴らしさを描いた、スペイン生まれの美しいファンタジー。
風野潮『ビート・キッズ2』
『ビート・キッズII』
風野潮/著
講談社
1999.10

<版元語録>野間児童文芸新人賞,椋鳩十児童文学賞に輝く「ビート・キッズ」続編。高校2年生になった横山英二を描く「青春ロック編」です。 *講談社児童文学新人賞も受賞

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2000年01月 テーマ:このごろのよかった本 気になる本

日付 2000年1月27日
参加者 ウンポコ、愁童、ウォンバット、ひるね、裕、ウーテ、モモンガ
テーマ このごろのよかった本 気になる本

読んだ本:

ジェリー・スピネッリ『青い図書カード』
『青い図書カード』
原題:THE LIBRARY CARD by Jerry Spinelli, 1997 (アメリカ)
ジェリー・スピネッリ/著 菊島伊久枝/訳 いよりあきこ/挿画
偕成社
1999.10

<版元語録>どこからか舞いこんできた一枚の青いカード。町一番のワルガキ二人、テレビづけになった少女、母親の愛に飢えた少年が見つけた愛の証、恋人に裏切られたパンク少女と、さびしい女の子。一枚の図書カードがひきおこす、小さな小さな四つのドラマ。
ジェリー・スピネッリ『ひねり屋』
『ひねり屋』
原題:WRINGER by Jerry Spinelli, 1997(アメリカ)
ジェリー・スピネッリ/著 千葉茂樹/訳
理論社
1999-09

*98年度ニューベリーオナー <版元語録>毎年「鳩の日」には、大量の鳩が解き放たれ、そして銃で撃ち落とされる。地面に落ちた鳩は「ひねり屋」と呼ばれる少年たちによって回収される―。殺戮の対象である鳩を愛した少年パーマーの孤立無縁の戦いと成長の物語。
志水辰夫『きみ去りしのち』
『きみ去りしのち』
志水辰夫/著
光文社(光文社文庫)
1995.06

※ 児童書ではないが、子どもに関連して読むことにした。 <版元語録>小学生から中、高、大学生を主人公とする透逸な作品4編。ミステリアスに物語が展開するなかで、それぞれの年代特有の感情の起伏、心象風景を丁寧に描き、抒情的でせつない。少年が大人に脱皮するときの、憧れ、思慕、屈折、真摯さ、惨めさ、哀しさ…。過剰なる情熱は過剰なる喪失感をもたらすものなのか。読後、余韻に浸りたくなる。
フローレンス・セイヴォス『自分にあてた手紙』
『自分にあてた手紙〜カメのポシェの長い旅』
原題:Pochée by Florence Seyvos, 1997 (フランス)
フローランス・セイヴォス/作 クロード・ポンティ/絵 末松氷海子/訳
偕成社
1999.10

<版元語録>ある日とつぜんにこの世でいちばんたいせつな人を失ったとしたら、あなたはどうしますか。最愛の夫を失ったカメのポシェは、手紙を書くことを思いつきました-。最愛の人との別れのあと、自分自身を取りもどしていく物語。

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