イギリスの絵本。「ゆきに おおわれた やまの おくに、ちいさな むらが ありました。このむらの こどもたちは、おおきな《おはなしのもうふ》に こしを おろして、ザラおばあちゃんの おはなしを きくのが だいすきでした。」
ザラおばあちゃんは、子どもたちや村人たちの様子をよく見ていて、毛糸で靴下やマフラーや手袋やショールや赤ちゃんのおくるみなどを、どんどん編んでプレゼントしていきます。子どもたちにお話をして聞かせるやさしいザラおばあちゃんと、村人たちの心あたたまるストーリー。寒い冬に心のこもったあったかいプレゼントと、《おはなしのもうふ》との関係は? それを知っているのは子どもたちです。
(装丁:城所潤さん 編集:吉崎麻有子さん)