ミシェル・ペイヴァー『魂食らい』さくまゆみこ訳
『魂食らい』 (クロニクル千古の闇3)

原題:SOUL EATER: CHRONICLES OF ANCIENT DARKNESS 3 by Michelle Paver, 2006
ミシェル・ペイヴァー著 さくまゆみこ訳
評論社
2007.04

イギリスのファンタジー。季節は冬。雪と氷の世界が広がります。この巻では、ウルフが魂食らいにさらわれてしまいます。自分の危険もかえりみず、とにかくウルフを捜して救い出そうとするトラクと、それを向こう見ずだと思いながらも助けてしまうレン。またまた手に汗握るストーリー展開です。6000年前という時代や人物の心理がきちんと書けているので、子どもばかりでなく大人も物語世界に入り込めます。酒井さん描く裏表紙のシロクマは必見!
(絵:酒井駒子さん 編集:岡本稚歩美さん 装丁:桂川潤さん)