カナダのフィクション。ジュリーには、ほかの人には見えないものが見えています。幼いころは作り話がじょうずだと言われましたが、物心ついてからは普通と違うことが不安で、どうしていいかわからなくなることもあります。でも、まわりに人には、この気持ちはなかなかわかってもらえません。ある日、ジュリーは空を船団がゆっくり進んでくるのを見ました。これはいったい何を意味しているのでしょう? ジュリーは心配でたまらなくなります。
(絵:佐竹美保さん 装丁:岡孝治さん 編集:喜入今日子さん)

*カナダ図書館協会最優秀児童図書賞受賞
*カナダ総督文学賞受賞