アメリカの絵本。巣穴の奥深くで目をさました赤ちゃんグマが、さまざまな色の世界と出会っていきます。おひさまの黄色、オークの葉っぱの緑、カケスの青、マスの茶色、イチゴの赤、チョウチョウのオレンジ色……でも、やがて風と雨がやってきて、赤ちゃんグマはお母さんについて巣穴にもどります。そしてまたすてきな色と出会うのです。はじめて日本で翻訳が出たこの作者は、森と動物に囲まれて育った女性です。
(編集:須藤建さん)