アメリカのノンフィクション絵本。肌の色だけを見て人を判断しないようにしよう。人種で人を差別しないようにしよう。だれにでも、たくさんの物語を持っているのだから、その物語に耳を傾けよう。そう語りかけるのは、アフリカ系アメリカ人のジュリアス・レスター。ジュリアス・レスターは子どもの頃、まだ差別が色濃く残っていた時代に少年時代を過ごしたので、「こことは別の世界があるということを本をとおして知らなかったら、生きていくことができなかっただろう」と語っている人です。色あざやかな力強い絵がついています。
(編集:檀上聖子さん、板谷ひさ子さん)

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<紹介記事>

・「西日本新聞」2009年8月28日