『お金さえあればいい?〜子どもと考える経済のはなし』をおすすめします。

とてもわかりやすい文章と、ユーモアたっぷりのイラストで、お金や経済について学ぶ本。お金はなんのためにあるの? 経済とは本来どんなものなの? 今の日本経済に警鐘を鳴らす著者は、本当の経済は人と人が出会う場をつくるもので、そこからは幸せが生まれてこなくてはいけないという。利益ばかりを追い求めるような偽の経済活動を賢く見ぬいて、お金にふりまわされないで幸せになるためには、どうしたらいいか。それを本書は伝えている。

(「おすすめ! 日本の子どもの本2018」<ノンフィクション>掲載)

キーワード:経済、社会、お金、しあわせ