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野鳥はともだち〜バードウォッチングをひろめたフローレンス・メリアム・ベイリー

オペラグラスで野鳥を見ている女性
『野鳥はともだち〜バードウォッチングをひろめたフローレンス・メリアム・ベイリー』
ジェス・キーティング/文 デヴォン・ホルズワース/絵 さくまゆみこ/訳
子どもの未来社
2026.01

野鳥をつかまえて研究したり剥製にしたり、つかまえた野鳥を殺して帽子の飾りにしていた時代、フローレンスは生きた野鳥を自然のままの環境のなかで見るほうがずっといいと思っていました。社会では男性ばかりが活躍している時代でもありました。

フローレンスは山や森にでかけて野鳥をじっくり観察し、見たままを記録し、周りの人たちにもあるがままの野鳥を見てもらうために観察会をもよおし、やがてアメリカ初の野鳥の観察図鑑を書くまでになります。

この伝記絵本では、美しい野鳥がたくさん紹介されています。『カラスのジョーシキってなんだ?』など子ども向けの鳥の本を出しておいでの柴田佳秀さんによる「ドリトル柴田のバードウォッチング入門」という楽しいリーフレットもついています。

女の子たちをエンパワーする伝記絵本シリーズの1冊です。

(編集:二宮直子さん 協力:柴田佳秀さん 装丁:藤本孝明さん)

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わたしたちのカメムシずかん~やっかいものが宝ものになった話

『わたしたちのカメムシずかん』表紙
『わたしたちのカメムシずかん~やっかいものが宝ものになった話』

『わたしたちのカメむしずかん』(NF絵本)をおすすめします。

カメムシは触ると臭いから嫌いという人も多い。ところが、この嫌われ者の虫に夢中になり、もっともっと知りたくなり、1年間に35種類も集めて自分たちでカメムシ図鑑まで作り、やがてカメムシは宝だと言うようになった子どもたちがいる。この絵本は、岩手県の山あいにある小さな小学校での実話に基づき、どうしてそんなことになったのかを楽しい絵とわかりやすい文章で紹介している。カメムシにはさまざまな種類があることもわかるし、カメムシはどうして臭いのか、どうして集まるのかについても、説明されている。

9歳から/カメムシ 図鑑 観察

 

Our Stink Bug Book

Stink bugs (shield bugs) are often seen as smelly pests, but in the town of Kuzumaki in northern Iwate prefecture, children got excited about them and wanted to know more. They gathered specimens of some 35 types over a year’s time, and they created an encyclopedia. Now they think the stink bugs are great! This picture book uses enjoyable illustrations and easy-to-understand text to tell us how the students’ project came about. The book also offers basic information about stink bugs, why they give off odors, and why they form groups. The backmatter offers space for readers to begin their own encyclopedias. (Sakuma)

  • text: Suzuki, Kaika | illus. Hata, Koshiro
  • Fukuinkan Shoten
  • 2020
  • 44 pages
  • 26×20
  • ISBN 9784834085525
  • Age 9 +

Stink bug, Encyclopedia, Observation

(JBBY「おすすめ!日本の子どもの本2021」より)

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