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2021年03月 テーマ:歴史と個の物語 自分の人生を生きるというこ

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『2021年03月 テーマ:歴史と個の物語 自分の人生を生きるというこ』
日付 2021年03月16日(オンライン)
参加者 アンヌ、エーデルワイス、カピバラ、コアラ、木の葉、サークルK、さららん、しじみ21個分、すあま、ネズミ、はこべ、花散里、ハリネズミ、ハル、まめじか、マリンゴ、ルパン
テーマ 歴史と個の物語 自分の人生を生きるということ

読んだ本:

『彼方の光』表紙
『彼方の光』
原題:TROUBLE DON'T LAST by Shelly Pearsall, 2002
シェリー・ピアソル/作 斎藤倫子/訳
偕成社
2020.12

〈版元語録〉実話をもとに描かれる、一気読みの逃亡劇。黒人奴隷の少年サミュエルは、年老いたハリソンから、カナダへの逃亡を告げられる。親代わりのハリソンを一人で行かせるわけにはいかず、サミュエルはハリソンとともに北をめざす。自由になるための、終わりなき旅がはじまる。自由を求めた二人の息をもつかせぬ物語。
『王の祭り』表紙
『王の祭り』
小川英子/著
ゴブリン書房
2020.04

〈版元語録〉妖精をつかまえるために森にでかけたあの夜が、すべてのはじまりだった──。女王陛下の革手袋をつくるため、父親といっしょにケニルワース城へ向かった少年ウィル。そこで女王暗殺の計画に巻きこまれたウィルは、妖精の力を借りて女王を助けようとするが、思いがけず、時空の歪みに投げだされ……。16世紀のイングランドと日本を舞台に、〈時〉と〈処〉を超えて繰りひろげられる、壮大な歴史ファンタジー。

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2020年02月 テーマ:手渡されるものを受け止めて――世代を越えて子どもたちが受け継ぐもの

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『2020年02月 テーマ:手渡されるものを受け止めて――世代を越えて子どもたちが受け継ぐもの』

 

日付 2020年02月20日
参加者 カピバラ、コアラ、木の葉、サークルK、さくま、さららん、トマト、西山、花散里、ハル、まめじか、マリンゴ、ルパン、(エーデルワイス)
テーマ 手渡されるものを受け止めて――世代を越えて子どもたちが受け継ぐもの

読んだ本:

『思いはつのり、言葉はつばさ』表紙
『思いはいのり、言葉はつばさ』
まはら三桃/著
アリス館
2019.07

〈版元語録〉友達のジュアヌが見せてくれたハンカチに刺繍されていた、女書(ニュウシュ)。 その美しい文字に、チャオミンは夢中になってしまう。 中国・湖南省に実際に伝承されてきた文字をテーマにした児童文学。
『オオカミが来た朝』表紙
『オオカミが来た朝』
原題:WOLF ON THE FOLD by Judith Clarke, 2000
ジュディス・クラーク/著 ふなとよし子/訳
福音館書店
2019.09

〈版元語録〉オーストラリアのある家族の日常のひとこまを、1935年から2002年まで4世代にわたり描く短編集。父親をなくした少年ケニーが家族のために仕事を探しに出た朝の出来事(オオカミが来た朝)、ケニー一家のもとにやってきた年老いたおばさんをめぐる騒動(メイおばさん)、近所にやってきたインド人の難民一家の苦悩(想い出のディルクシャ)ほか、時にユーモアをまじえて繊細に語る全6編。
アラン・グラッツ『明日をさがす旅〜故郷を追われた子どもたち』表紙
『明日をさがす旅〜故郷を追われた子どもたち』
原題:REFUGEE by Alan Gratz, 2017
アラン・グラッツ/作 さくまゆみこ/訳
福音館書店
2019.09

〈版元語録〉ナチスドイツから逃れるユダヤの少年、カストロ政権下のキューバを出てアメリカに向かう少女、内戦下のシリアからヨーロッパをめざす少年。故郷を追われて旅立つ3人の物語が、時代や国を超えて同時進行で語られる。彼らの運命はやがて思わぬところで結びつくことに……。命の危険にさらされ恐怖と闘いながらも、明日への希望を見失わず成長していく子どもたちの姿を描く。歴史的事実を踏まえたフィクション作品。

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2020年03月 テーマ:新しい世界

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『2020年03月 テーマ:新しい世界』
日付 2020年3月26日
参加者 サンザシ、西山、ネズミ、ハル、まめじか、マリンゴ、(アンヌ、エーデルワイス、しじみ71個分)
テーマ 新しい世界

読んだ本:

ゴードン・コーマン『リスタート』表紙
『リスタート』
原題:RESTART by Gordon Korman, 2018
ゴードン・コーマン/著 千葉茂樹/訳
あすなろ書房
2019.07

<版元語録>人生は、やり直せる! チェース・アンブローズ、13歳。夏休みに屋根から落ちて記憶を失った。どうやらおれは、アメフトのスター選手だったらしい。しかし、それ以上にとんでもないワルだった・・・。
『あたしが乗った列車は進む』表紙
『あたしが乗った列車は進む』
原題:TRAIN I RIDE by Paul Mosier, 2017
ポール・モーシャー/著 代田亜香子/訳
すずき出版
2018.06

<版元語録>ママを亡くし、いっしょに暮らしていたおばあちゃんも亡くなり、主人公「あたし」は、一度も会ったことのない大おじさんに引き取られることに。カリフォルニア州パームスプリングスから、ロサンゼルス経由でシカゴへ。ひとりで乗った長距離列車の3日間の物語。
『ルイジンニョ少年』の表紙
『ルイジンニョ少年〜ブラジルをたずねて』
かどのえいこ/文 福原幸男/絵
ポプラ社
2019.01

<版元語録>移民として2年間暮らしたブラジルで出会ったルイジンニョ少年はじめ多様な人々との交流を描いた、角野栄子のデビュー作を復刻!

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2021年02月 テーマ:みんなの空間からわたしの空間へ 図書館がくれた心の冒険

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『2021年02月 テーマ:みんなの空間からわたしの空間へ 図書館がくれた心の冒険』
日付 2021年02月16日(オンライン)
参加者 アンヌ、エーデルワイス、カピバラ、木の葉、サークルK、さららん、サンザシ、しじみ21個分、たんぽぽ、西山、ネズミ、花散里、ハル、まめじか、ルパン
テーマ みんなの空間からわたしの空間へ 図書館がくれた心の冒険

読んだ本:

しずかな魔女の表紙
『しずかな魔女』
市川朔久子/著
岩崎書店
2019.06

<版元語録>中一の草子は、学校に行けなくなってしまい、 今は図書館に通う日々を送っている。ある日ふとしたことをきっかけに、初めてレファレンスを希望する。やがて司書の深津さんから渡されたのは「しずかな魔女」というタイトルの白い紙の束。ふたりの少女の、まぶしい、ひと夏の物語だった。 物語を読み終えた草子の胸に、新しい何かが芽生える。それは小さな希望であり、明日を生きる力だった。
『希望の図書館』表紙
『希望の図書館』
原題:FINDING LANGSTON by Lesa Cline-Ransome, 2020.07
リサ・クライン・ランサム/作 松浦直美/訳
ポプラ社
2019.11

<版元語録>一九四六年、アメリカ。「黒人は、図書館に入れない」とラングストンの母親は言っていた。しかし、新しく越してきたシカゴの町で、ラングストンは、だれもが自由に入れる図書館を見つける。そこで、自分と同じ名前の詩人が書いた本と出会い、母親の「秘密」にふれることになる…。読書の喜びを通じて、小さな自信と生きる勇気を手に入れていく少年の物語。

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2020年01月 テーマ:近いか? 遠いか? KOREA

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『2020年01月 テーマ:近いか? 遠いか? KOREA』
日付 2020年01月17日
参加者 ネズミ、ハル、ルパン、アンヌ、コアラ、西山、カピバラ、さららん、木の葉、サークルK、マリンゴ、まめじか、(エーデルワイス、サンザシ)
テーマ 近いか? 遠いか? KOREA

読んだ本:

李慶子『バイバイ。』表紙
『バイバイ。』
李慶子/著 下田昌克/絵
アートン
2002.11

<版元語録>スナちゃんは虫歯だらけの歯を見せた。「スナちゃん、明仙て、ええ名前なんやで。知ってた?」「知ってたょ」からっとした声だ…。在日朝鮮人少女のゆれる心を描いたハートフルストーリー。
リ・ソンジュ『ソンジュの見た星』表紙
『ソンジュの見た星〜路上で生きぬいた少年』
原題:EVERY FALLING STAR by Sungju Lee and Susan McClelland, 2016
リ・ソンジュ&スーザン・マクレランド/著 野沢佳織/訳
徳間書店
2019.05

<版元語録>1997年に平壌をはなれ、飢饉の起こった北朝鮮の社会のなか、路上で生きぬいた少年の記録。米国で話題になったノンフィクション。 11歳のとき、ソンジュはすべてを失った。軍の指揮官になる夢、学校の教育、家、そして両親…。きびしい飢饉のなか、ソンジュは年の近い6人の仲間と力を合わせ、市場で食べ物を盗み、ほかの浮浪児と縄張り争いをしながら、路上で生きていくことになった。仲間とのあいだには、しだいに強いきずなが生まれ…。
ソン・ウォンピョン『アーモンド』表紙
『アーモンド』
原題:아몬드 by 손원평 , 2017
ソン・ウォンピョン/著 矢島暁子/訳
祥伝社
2019.07

<版元語録>扁桃体(アーモンド)が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができない16歳の高校生、ユンジェ。そんな彼は、15歳の誕生日に、目の前で祖母と母が通り魔に襲われたときも、ただ黙ってその光景を見つめているだけだった。母は、感情がわからない息子に「喜」「怒」「哀」「楽」「愛」「悪」「欲」を丸暗記させることで、なんとか“普通の子”に見えるようにと訓練してきた。だが、母は事件によって植物状態になり、ユンジェは、ひとりぼっちになってしまう。そんなとき現れたのが、もう一人の“怪物”、ゴニだった。激しい感情を持つその少年との出会いは、ユンジェの人生を大きく変えていく――。怪物と呼ばれた少年が愛によって変わるまで。

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2019年12月 テーマ:仲間とともに立ち向かう

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『2019年12月 テーマ:仲間とともに立ち向かう』
日付 2019年12月18日
参加者 まめじか、ネズミ、ハル、マリンゴ、コアラ、西山、ハリネズミ、すあま、ルパン、カピバラ、彬夜、(しじみ71個分、アンヌ)
テーマ 仲間とともに立ち向かう

読んだ本:

西田俊也『12歳で死んだあの子は』表紙
『12歳で死んだあの子は』
西田俊也/著
徳間書店
2019.07

<版元語録>中二の秋、小学校高学年のクラスの同窓会があった。だれも「彼」のことは口にしなかった・・・。小六の三学期に病気で亡くなった、鈴元育朗のことは。お墓はどこにあるの?もう一度みんなで集まって、お墓に行こうよ…。鈴元の親友だった小野田と、仲がよかった女子の篠原と三人で、「もう一度鈴元に会いに行く会」を計画する洋詩だったが…?死って何?友情って?揺れ動く子どもたちの気持ちを描き出す。
ジェイソン・レノルズ『ゴースト』表紙
『ゴースト』
原題:GHOST by Jason Reynolds, 2017
ジェイソン・レノルズ/著 ないとうふみこ訳
小峰書店
2019.07

<版元語録>中学一年の少年キャスは、父親に銃を向けられ、家から逃げだした過去がある。足の速さから自分でつけた呼び名はゴースト。陸上チームに入った彼は、チームメートとの関係を通し、自分の才能と弱さに向き合っていく。
アラン・グラッツ『貸出禁止の本をすくえ』表紙
『貸出禁止の本をすくえ!』
原題:BAN THIS BOOK by Alan Gratz,2017
アラン・グラッツ/著 ないとうふみこ/訳
ほるぷ出版
2019.07

<版元語録>ある日、わたしの大好きな本が図書室から消えたのが、このお話のはじまりだった――小学4年生のエイミー・アン・オリンジャーは、放課後に図書室でゆっくり本を読んですごすのが唯一の楽しみ。でもある日、お気に入りの本、『クローディアの秘密』が、図書室の棚から消えていた。この本が、「子どもにふさわしくない本」として、貸出禁止なったのだ。でも、ある本が子どもに「ふさわしい」「ふさわしくない」って、どういうこと?いったい誰が、どうやって決めるの?――内気で、いつでもいいたいことをいえずにいたエイミー・アンだったが、貸出禁止騒動をきっかけに、友だちの助けを借りながら行動をおこしはじめる。やがて、その行動が大きな問題となってしまい……。

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2019年11月 テーマ:異なる世界の接点は?

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『2019年11月 テーマ:異なる世界の接点は?』
日付 2019年11月13日
参加者 アンヌ、イバラ、鏡文字、カピバラ、コアラ、さららん、しじみ71個分、すあま、西山、ハリネズミ、ハル、まめじか、マリンゴ、リック、(エーデルワイス)
テーマ 異なる世界の接点は?

読んだ本:

『野生のロボット』表紙
『野生のロボット』
原題:THE WILD ROBOT by Peter Brown, 2016
ピーター・ブラウン/著・絵 前沢明枝/訳
福音館書店
2018. 11

<版元語録>嵐のあと、無人島に流れ着いたロボットのロズは、生きていくためにまわりの野生動物のまねをすることを学んでいく。動物たちは、はじめはロズを怪物よばわりしておそれていたが…。ロボットと動物たちの友情を描いた物語。
『ソロモンの白いキツネ』表紙
『ソロモンの白いキツネ』
原題:THE WHITE FOX by Jackie Morris, 2016
ジャッキー・モリス/著 千葉茂樹/訳
あすなろ書房
2018. 10

<版元語録>心を閉ざした12歳の少年ソロモンと、罪の意識にとらわれている父。白いキツネに導かれ、故郷アラスカへと向かうが…。不器用な父と子を変えた長い長い旅の物語。
『リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ』表紙
『リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ』
こまつあやこ/著
講談社
2018.06

<版元語録>マレーシアからの帰国子女、沙弥は日本の中学に順応しようと四苦八苦。ある日、延滞本の督促で有名な「督促女王」から図書室に呼び出され、一緒に「ギンコウ」に行くことに。それは短歌の「吟行」のことだった…。

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2019年10月 テーマ:小学生はつらくて楽しいよ

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『2019年10月 テーマ:小学生はつらくて楽しいよ』

 

日付 2019年10月16日
参加者 すあま、ハリネズミ、アンヌ、西山、彬夜、マリンゴ、まめじか、(オオバコ、エーデルワイス、さららん、ルパン)
テーマ 小学生はつらくて楽しいよ

読んだ本:

エレン・クレイジス『その魔球に、まだ名はない』
『その魔球に、まだ名はない』
原題:OUT OF LEFT FIELD by Ellen Klages, 2018
エレン・クレイジス/作 橋本恵/訳
あすなろ書房
2018.11

<版元語録>10歳にしてインテリの剛腕少女ゴードンは、独自の魔球を編み出した。無敵のピッチャーとして活躍していたが、その野球人生には大きな壁が! 抜群の調査能力で、ゴードンは明るみにされていなかった真実を知り・・・。
蒔田浩平『チギータ!』
『チギータ!』
蒔田浩平/作 佐藤真紀子/絵
ポプラ社
2019.03

<版元語録>引っ込み思案で、卓球が好きな小学5年生の千木田寛仁。クラスで行うレクリエーションは一部の男子の強い主張でいつもサッカーやバスケになっていた。そのことがずっと心に引っかかっていた千木田は・・・。
村中李衣『あららのはたけ』
『あららのはたけ』
村中李衣/作 石川えりこ/絵
偕成社
2019.06

<版元語録>畑の作物も虫もみんな自分のペースで生きている。横浜に住むエミと、山口に引っ越したえり。自然の不思議といじめに向き合う子どもの心を、少女たちの手紙のやりとりを通して描く。『Kaisei Web』連載を単行本化。

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2019年09月 テーマ:新たな仲間と

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『2019年09月 テーマ:新たな仲間と』
日付 2019年9月17日
参加者 アンヌ、鏡文字、サマー、しじみ71個分、田中、西山、ハリネズミ、ハル、マリンゴ、まめじか、ルパン、(ネズミ)
テーマ 新たな仲間と

読んだ本:

マイケル・モーパーゴ『たいせつな人へ』表紙
『たいせつな人へ』
原題:IN THE MOUTH OF THE WOLF by Michael Morpurgo, 2018
マイケル・モーパーゴ/作 バルー/絵 杉田七重/訳
あかね書房
2019.04

<版元語録>弟の戦死をきっかけに、戦うことを決めたフランシス。厳しい訓練を受け、ナチスドイツに占領されたフランスへ向かうが…。イギリスの児童文学作家、モーパーゴが、叔父フランシス・カマルツの生涯を描いた物語。
佐藤まどか『つくられた心』表紙
『つくられた心』
佐藤まどか/作 浦田健二/絵
ポプラ社
2019.02

<版元語録>新設のモデル校では、イジメ防止のアンドロイドが1クラスに1体配置されている。やがてクラス内でアンドロイド探しが始まり…。近未来の東京を舞台に、AIと人間が共存する社会を描く。
マカナルティ『天才ルーシーの計算ちがい』表紙
『天才ルーシーの計算ちがい』
原題:THE MISCALCULATIONS OF LIGHTNING GIRL by Stacy McAnulty, 2019
ステイシー・マカナルティ/著 田中奈津子/訳
講談社
2019.04

<版元語録>ルーシーはある日、雷に打たれて、数学の天才になってしまいました。でも、変わったのは良いことばかりではなく、潔癖症になり、学校に行けなくなりました。大学進学だって可能な12歳のある日、おばあちゃんがルーシーに課題を出します。それは、中学校に1年間通い、友だちを1人作ること、課外活動1つに参加し、数学の教科書以外の本を1冊読むことでした。このミッションが、ルーシーの人生を大きく変えるのでした。

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