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『つらら』表紙

つらら〜みずと さむさと ちきゅうの ちから

『つらら』(NF写真絵本)をおすすめします。

つららの不思議に迫る写真絵本。寒い冬に見られるつららは、どんな場所にどうやってできるのか、どうして長くなるのか、どんなふうに姿を変えていくのかを、美しい写真を使ってわかりやすく説明している。春になっても探せばつららが見られることや、一年じゅうつららが見られる洞窟の存在や、地面から生えたタケノコのような氷があることも伝えている。巻末には、冷蔵庫でつららを作る実験を紹介し、タルヒ、スガなど日本各地からつららを指す言葉を集めて地図とともに掲載している。

6歳から/つらら 冬 方言

 

Icicles

ーWater, Cold, and the Power of the Earth

This picture book introduces the icicles we often see in a cold winter through stunning photographs. How are they formed? Why do they grow so long? Their changes in appearance are explained in simple terms using beautiful photographs. Readers are informed that there are places where we can still see icicles in spring, caves where they can be seen all year round, and sometimes ice sprouts up from the ground like bamboo shoots. There are several appendices, including instructions on how to conduct an experiment to grow icicles in the refrigerator using familiar items such as cup noodle containers, and a map showing the various names for icicles in different dialects around Japan. (Sakuma)

  • Text: Ijichi, Eishin | Photos: Hosojima, Masayo
  • Poplar
  • 2019
  • 36 pages
  • 21×26
  • ISBN 9784591161074
  • Age 6 +

Icicles, Winter

(JBBY「おすすめ!日本の子どもの本2020」より)

 

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『手ぶくろを買いに』表紙

手ぶくろを買いに

『手ぶくろを買いに』(絵本)をおすすめします。

母狐は、雪で遊んで手が冷たくなった子狐に手袋を買ってやりたいと思うが、人間が怖い。そこで子狐の片方の前足を人間の手に変え、白銅貨をもたせて店に行かせる。子狐は違う前足を出してしまうが手袋を売ってもらえたので、人間はちっとも怖くなかったというのだが、母狐は「ほんとうに人間はいいものかしら」とくり返す。おなじみの童話に新たにつけた絵からは、寒々とした雪景色と対比するような狐母子の温かい愛情が伝わってくる。

7歳から/手袋 キツネ 冬 人間

 

Shopping for Mittens

Children’s author Niimi Nankichi (1913-1943) has been long loved by Japanese children, and his most popular work of all has been newly illustrated by a contemporary artist. When a fox cub’s front paws get cold as it plays in the snow, the mother fox turns one of the cub’s front paws into a child’s hand, gives it couple of coins, and sends it to the store. The fox cub holds out the wrong paw, but since the human sells it the glove anyway, it isn’t at all afraid. When it gets home, its mother also says, “I suppose it’s possible that humans really are good.” The illustrations capture the love between the mother fox and her cub amidst the snowy landscape. (Sakuma)

  • Text: Niimi, Nankichi | Illus. Doi, Kaya
  • Asunaro Shobo
  • 2018
  • 32 pages
  • 31×22
  • ISBN 978-4-7515-2837-2
  • Age 7 +

Mittens, Foxes, Winter, Humans

(JBBY「おすすめ!日本の子どもの本2019」より)

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『ふゆめがっしょうだん』表紙

ふゆめがっしょうだん

『ふゆめがっしょうだん』をおすすめします。

冬の木の芽を、よく見てごらん。だれかの顔に似ているよ。笑っているみたいな顔もあるし、ちょっと怖い顔もあるけど、みんなで歌いながら春を待っているのかな? 自然ってゆかいで不思議。冬の散歩が楽しくなる写真絵本=幼児から

(朝日新聞「子どもの本棚」2018年11月24日掲載)

キーワード:冬、植物(樹木)、自然、ノンフィクション、絵本

 

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ジョイス・シドマン文 ベス・クロムス絵『あさがくるまえに』さくまゆみこ訳

あさがくるまえに

アメリカの絵本。絵が多くのことを物語っています。背景は冬の街、テーマは、願いと言葉の力。私は、ベス・クロムスの絵が大好きで、いつか翻訳を手掛けられたらいいな、と思っていたのですが、今回それが実現しました。描かれているのは、子どもの素朴な願いですが、この絵本をきっかけに、言葉の力、願いの言葉について思いをめぐらせてもらえるとうれしいです。

飛行機の操縦士をしているお母さん、疲れたお母さんのためにお茶のしたくをするお父さん、なんていう家族がそれとなく描かれているのもいいですよ。家にはネコも犬もいます。

とてもいい紙を使って印刷してくださったので、原書よりテカらなくて、おちついた感じに仕上がっています。
(編集:須藤建さん)

◆◆◆

<作者あとがき>より

あなたのねがいはなんですか? そのねがいをあらわすのにぴったりの言葉をみつけて、声にだしてみましょう。そうしたら、つつみこむような暗い夜の底にも、雪のかけらが、ひらひらとまいおりてくるかもしれませんよ。

ジョイス・シドマン

***

<紹介記事>

・MOE 1928年3月号

 

・読売新聞 「本こども堂」2018年3月20日

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ロイス・レンスキー『ふゆがすき』さくまゆみこ訳

ふゆがすき

そりすべり、雪だるまに雪合戦、アイススケート、クリスマスとサンタクロース、バレンタイン……と、寒いけど冬は楽しい季節。「ふゆが すき。ゆきが すき。つめたい かぜも なんのその。ひらひら ゆきが まいおりて あたり いちめん ぎんせかい」歌の楽譜もついています。
(装丁:桂川潤さん 編集:山浦真一さん、草野浩子さん)